2019年05月24日

さらば、グリッドマン

完全変形ダイナドラゴンに引き続き、特撮版グリッドマンシリーズ第2期第4弾のコラム、スーパーミニプラ グリッドマンシグマのコラムの登場です。

グリッドマンシグマは敵役だった藤堂武史が変身するグリッドマンの弟キャラということなので、武史と特撮版最終回にスポットを当てて執筆。半分はこの内容になっています。

特撮版最終回はカーンデジファー役をずっと探していたのですが、たまたまデパートで見つけた装動 オーマジオウがグリッドマンとサイズが近く強敵感もあるということで採用しました。武器は同じく投げ売られていた勇動のポーダマンの剣を使用しています。

今回のグリッドマンシグマのコラムをもって、特撮版グリッドマンのコラムシリーズは完結を見ました。ULTRA-ACTから7年近く発売し、変形合体するフィギュアのコラムは書けないとずっと思っていましたが、すべての特撮版の形態がそろいました。感無量です。次回以降は、SSSS.GRIDMANのコラムも執筆していきます。

というわけで、スーパーミニプラ グリッドマンシグマのコラムをお楽しみください。

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スーパーミニプラ ダイナドラゴン 完全変形への道!

ディル・アン・グレイチワワさん作成のコラム、スーパーミニプラ ダイナドラゴン 完全変形への道!の登場です!

今回は、先のオフ会でお会いしたディル・アン・グレイチワワさん作成の完全変形 ダイナドラゴンの作成方法を説明するコラムを作っていただきました。

今回のコラムはすごいですよ!画像と説明で分かりやすく完全変形するダイナドラゴンの作成する手順が解説されています。しかも、真鍮線やパテを使用するところなど具体的な説明が盛りだくさん。モデラースキルのある人は、自己責任の下改造にチャレンジしてください。

コラム内でも述べていますが、改造は自己責任でお願いします。特にダイナドラゴンはプレミアムバンダイ限定の貴重なキットです。その点をお忘れなく。

というわけで、スーパーミニプラ ダイナドラゴン 完全変形への道!のコラムをお楽しみください

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2019年05月18日

Don't Stop! Carry on!(アサルトバスターへの追加装備を)あきらめな〜い♪

MG V2アサルトバスターガンダムのコラムの登場です!このキットは、長らくの間立体化不可能と言われていたキットで、変形合体と走行の脱着の再現が難しいとされてきていました。

プレバンですが、去年の12月に発売され、私もさっそく作っていたキットです。

最初は、最終回の再現をしようと思っていたのですが、リグ・コンティオやゴトラタンのキットがまだ出ておらず、代役も見つからなかったので省略しました。どのみちカテジナの話とかはコラムを別に書かないとやっていられないので、省略して正解でした。

ただ、説明が不足している部分も見受けられるので、追記する形で再構成したいと思っています。いつになるかはわかりませんが・・・。

というわけで、MG V2アサルトバスターガンダムのコラムをお楽しみ下さい。

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2019年05月07日

名付けて、スーパーミニプラ キンググリッドマンだ!

スーパーミニプラ グリッドマンシリーズコラム第5弾、スーパーミニプラ キンググリッドマンのコラムの登場です。今回のコラムは特撮版25話から26話を中心に、キンググリッドマンへの変形と合体について説明しています。

撮影自体は1月の作成時にできていたのですが、なかなか筆が進みませんでした。しかし、この間参加したオフ会にて良い刺激をもらったので書き上げることができました。

今回は許可を得てディル・アン・グレイチワワさんの完全変形するダイナドラゴンのツイートも紹介しています。詳細な改造方法などは追記する予定です。快くツイートの掲載を許可してくださったディル・アン・グレイチワワさん、ありがとうございました。

というわけで、スーパーミニプラ キンググリッドマンのコラムをお楽しみください。

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2019年05月06日

復活!恐竜帝王

スーパーミニプラ グリッドマンシリーズ第4弾のコラム、スーパーミニプラ ダイナドラゴンの登場です!キンググリッドマンは濃度が濃い商品なので3分割してお届けすることにしました。今回はスーパーミニプラグリッドマンシリーズ第2期第1弾という位置づけでもあります。

今回はダイナドラゴンを中心にキングジェットやドラゴニックキャノンのシーンなども再現してみました。一部差し換えが必要ですがとてもプレイバリューが高く、撮影も楽しかったです。

というわけで、スーパーミニプラ ダイナドラゴンのコラムをお楽しみください。

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スーパーミニプラ ダイナドラゴンのコラムへ
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2019年04月30日

第2回関西ミニプラオフ会参加レポート

のどかな生活〜ミニプラ工房〜のtomoshooさん主催の第2回関西ミニプラオフ会に参加しました。

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この手のオフ会は前々から行きたかったのですが、今年も関西で主催するということで仕事の日程を空けて参加してきました。今回のオフ会は大成功に終わりました。参加者の皆さんお疲れさまでした。いかに詳細レポートを挙げます。

準備編
ミニプラやプラモデルを大量に持っていきたかったので、今回は車で参加しました。車で移動するついでに、主催者のtomoshooさんは関東からお越しということで荷物運びが大変だろうということで車での送迎を申し出ました。

11時10分ごろ新大阪駅で合流し、さっそく出発。0部付近のスーパーマーケットで買い出しと昼食をとりました。運転中いろいろ話を聞けて良かったです。

第0部
0部は大阪日本橋のショップを歩くという企画でした。11名参加。ミニチュアショップY&Yやヒーローおもちゃ研究所、ジャングルなどミニプラやレトロトイを置いているショップを周りました。複数名で来ているということとガンダムズやヒーロー玩具研究所では時間もあっという間に過ぎました。

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ミニチュアショップY&Yではシタデルカラーという塗料の良さについてtomoshooさんがレクチャーしてくださいました。もとはテーブルトークRPGなどのコマを塗るための塗料で、水性塗料にも関わらず、塗料が剥げにくいのがメリットです。勉強になりました。

ちなみに私はジャングルでマイクサウンダース13世を購入。マイクは撮影をしていませんが予備パーツが必要なミニプラなのです。

第1部 食玩ジュラシックパーク
1部の会場ではメインの食玩ジュラシックパークの展示会が行われました。画像に取り損ねましたが、Tomoshooさん自作画のロゴを中心に恐竜にまつわる食玩(またはプラモデル)を展示。BGMは私が担当してゴウザウラーやグリッドマンのBGMを流しておりました。

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我が家からはミニプラキシリュウオースリーナイツ、スーパーミニプラ大獣神、ドラゴンシーザー、キングブラキオン、HGゴウザウラーとコアメカたちが参戦!この日のためにキシリュウオーは素組みですが組み立てました。こっそりHG ゴウザウラーのコラムも宣伝する私。
今回、ゴウザウラーのコアメカ3体と同時にアニアの恐竜シリーズも並べて劇中の必殺技のシーンで飾りたかったのですが、家にうっかりランドステゴを置いてきてしまい、中途半端なディスプレイになったのが残念でした。

食玩ジュラシックパークでは、カサイ=ケアーシーさん自作のプトティラコンボやtomoshooさん製作のキシリュウオーのできには圧巻でした。

第1部 ハイライト
第1部はテーブル2卓を使ってみんなで持ち寄ったミニプラの展示会も行いました。こちらには、キンググリッドマンとサンダーグリッドマン、スターガオガイガーwithゴルディオンハンマー、ガオファイガー(分離状態)を展示。どれもコラム撮影用の一部塗装もしくは素組みの作品でちょっと気後れでしたが、皆さん和気あいあいと作品を並べるのに参加させていただきました。

特に印象に残ったのが福岡県からお越しのディル・アングレイ・チワワさん作成のダイナドラゴン!このダイナドラゴンはフル塗装されているのみならず、プラ板やマグネットを使って差し替えなしの完全変形する作品です。もちろんグリッドマン(シグマ)と合体してキンググリッドマンにもできます。自作の武器を持たせて私のグリッドマンたちと並べさせてもらいました。

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ディルアングレイチワワさんは過去に私とHUYU君が書いたBRAVE合金ガオガイガーFIXのコラムを読んでいただいたこともあるとのことで、うれしかったです。いやー恐縮だなあ。

カサイ=ケアーシーさんはプトティラ以外にも自作の掌動の仮面ライダーを大量にお持ちでした。仮面ライダーシノビは正規品が発売される前に自作!仮面ライダーアマゾンズをモチーフにしたアマゾンアーマーも自作!という何ともすごい方でした。また、MODEROIDのマジンカイザーや衝撃!Z編の拳に変形するマジンガーなどロボも充実!一緒に写真も撮らせていただきました。

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そして、来場者のほぼ全員の方々はtomoshooさんの作成した作品を拝みに来ていらっしゃいました。まずは入賞作品のガオイカロス。丁寧な色分けとディティールアップも映える素晴らしい出来です。しかも脚部のガオアルマジロは元はモナカ構成で非変形だったものを変形するように改造も加えているというすごい作品!ホビージャパンで入賞するだけありますよねえ。

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このほか、ライブマンからライブロボとライブボクサー、大獣神、キシリュウオースリーナイツ、スーパーミニプラ ゴライオンにMODEROID ゴッドマーズもご持参。どれも相当作りこんであり写真で見る以上の美しさです。

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tomoshooさんが作品の作成のコンセプトや塗料などの使い方を細かく解説してくださっていたのも勉強になりました。シルバーはつや消しとつやありで粒子感が違ったり、手を加えるところの基準などいろいろとお話ししていましたね。

恐縮ながら私のキシリュウオースリーナイツとtomoshooさんのスリーナイツと写真を一緒に撮影してもらいました。いやー本当に格好いいわ

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その後は食玩大交換大会です。私は交換できる品物がなかったので裏でこっそり片づけをしていましたが。ちょうどカバヤのブレイブガムで余っているものがあったので持ってくればよかったかな。

参加者の方々とミニプラやプラモデルの話で盛り上がれたのもよかった。参加者の方々は同一キャラクターのミニプラは1個購入が原則で、破損した場合は軸うちやプラ板を駆使して修理するという猛者だらけでした。

また、ジェネシックガオガイガーやマグナザウラー、MODEROIDライジンオーシリーズも皆さん買う気満々でさすがといったところ。もちろん私も予約してますよ。

第2部 飲み会
飲み会は近くの飲み屋さんで飲み放題の食事会を行いました。特撮・アニメの濃い話ができてとても満足。なお、タブレットPCを購入している私はライジンオーやマイトガインの話になったときにコラムを映して説明するということもしていました。twitterや動画サイト全盛の今日日テキストははやらないのですが、こういう時にさっと出せるのが強みだなあと思った次第。

というわけで、性懲りもなくコラムは書き続けることにします。なお、MODEROIDライジンオー、バクリュウオー、HG マグナザウラーは当然書く気満々です。

飲み会もあっという間に終わってしまい、時間となってしまいました。本当に濃密で楽しい会でした。一応来年tomoshooさんは関西オフ会をしたいということで今度はHUYU君もつれてこようかな。関東でやるときも都合がつけば参加してみたいと思っています。


ミニプラオフ会に参加して
今回のオフ会は本当に有意義なものとなりました。そもそも模型趣味は基本的に一人で楽しんで、twietterのSNSに上げてみんなとワイワイやるイメージだったのですが、実際に自分の作品を持ち寄って一緒に撮影させてもらったり合体ギミックを実演してもらったり、作り方を教わったりする「体験」は何物にも代えがたいものと思います。

インターネットやスマホの普及で「情報」は簡単に手に入れられるようになったこの時代、リアルな「体験」をみんなは模型趣味に求めてるんだなあと思った次第です。

企画してくださったtomoshooさんと楽しい時間を共有した参加者の皆さんには感謝の念がつきません。ありがとうございました。また次回のオフ会でもお会いしましょう!!
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2019年03月13日

出現!恐竜ロボ

3か月振りのブログ更新ですが、ついに購入していたHG 1/300 ゴウザウラーのコラムが完成しました。

ゴウザウラーは当時視聴していて、好きなロボットの一つなので前々から商品化されるならば丁寧なコラムを書きたいと思っていました。シーエムズが倒産してしまったので、もう変形合体するエルドランや勇者メカを出してくれる会社がないかなと思っていたらバンダイスピリッツが相当気合を入れた路線で製品化してくれたので私も相当気合を入れて書きました。

今回のコラムですが、熱意が文章量に比例してしまい15000字越え、写真の数も167枚と膨大な量になりました。合体必殺技バンクは実際の恐竜が出てくる演出になっており、プラモ以外にも恐竜フィギュアのアニアを購入して活躍してもらっています。アニアはティラノサウルスとトリケラトプスも買っていますのでキングゴウザウラーまで絶対使えます。

分割することも考えたのですが、一連の流れが途切れてしまうのでそのままぶっ続けました。ちょっと撮影環境が変わったので影が入ったりもしていますが、満足のいくコラムとなりました。

今後の展望としては同じノリでマグナザウラーやグランザウラーも書こうと思っています。敵役のフィギュア配置もほぼ決まっています。マグナザウラーは出る予定ありますが、グランザウラーまで突き抜けてほしいなあ。

というわけでHG ゴウザウラーの熱血コラムをお楽しみください。


posted by ブラック・マジシャン at 20:06| 兵庫 ☔| Comment(0) | ホビー&コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月25日

Special Signature to Save a Soul.GRIDMANのまとめ その2

前回の考察の続きです。

2010年代のヒーロー像とは?その解答は普遍的なヒーロー像

6話の時の考察で、グリッドマンは今の時代にどのようなヒーロー像を提示するのかと疑問に思っていたのですが、最終回は見事な解答をしてくれました。前にも述べたように、グリッドマンはただ怪獣を倒すヒーローではなく人の心を救うヒーローだと述べましたが、まんまその通りが今回の解答です。

21世紀に入り、宇野常寛の言葉を借りれば「個人の価値観のバトルロワイヤル」の時代になってしまいました。価値観が多様化されたけれども、その価値観同士がぶつかり合い、ゲームに勝ったものが生き残る殺伐とした時代になってしまいました。そんな潮流を受け、平成仮面ライダーがバトルを繰り広げている一方で、グリッドマンは価値観がいかに多様化しても変わらない普遍性を打ち出しました。


「小さな存在であっても、

苦しんでいる人を救う!

それがヒーロー」



グリッドマンはツツジ台とアカネを救いましたが、これは別に全世界の人間の命がかかっているわけではないんですよね。SSSS.GRIDMANはアカネという少女の小さな存在を救った小さな物語に過ぎない。けれど、どんなに小さな存在であっても助けてくれる。それがグリッドマンでした。

アンパンマンを作ったやなせたかしも同じようなことを述べています。やなせたかしは、第二次大戦の時、「正義のための戦い」だと周りに言われ、戦地へ向かいましたが日本は敗北を迎え、自分が信じていた正義はひっくり返りました。その経験を受け、やなせたかしは「献身と愛、すなわち目の前にいるおなかのすいた人に食べ物を与えることは変わらない正義だ」という信念の下、アンパンマンを作り出したというのは有名な話です。

その流れをグリッドマンは組んでいました。現に、特撮時代の倒すための必殺技はアレクシスには通じず、修復に使われていたフィクサービームが決め手になりましたからね。特撮時代は武史の組んだ破壊プログラムによるグリッドハイパービームでカーンデジファーを消滅させましたが、アレクシスは封印しました。

武史のカーンデジファーの否定=グリッドハイパービームだったのが、今作ではフィクサービームによる修復が決め手となっており、これはうまい対比構造でした。グリッドハイパービームは武史の「今までの自分の否定・乗り越え」=「成長」のメタファーだったのが、フィクサービームの「修復する力」=「他者を救う」という構造に変わってるんですね。

価値観が多様化し何が正義かはわからない。けれど、目の前の苦しんでいる人に手を差し伸べる。それはどこへ行っても変わらない正しいことだ。正義は簡単にひっくり返るが、空腹の人に食事を与えることは変わらない正義であると考えたやなせたかしと同じ発想です。

Special Signature to Save a Soul
1クールという短い期間でありながら、ここまで示唆に富んだ話を見れてとても幸せでした。それが自分が子供のころ見ていたヒーローがよもやこんな形で帰ってくるとは思いもしませんでした。

グリッドマンは特撮界隈では「早すぎた名作」と言われていますが、世間的には認知度が低いヒーローです。今から見れば「おっ!」と思う話もありますが、良くも悪くも昔の牧歌的な低予算の作品でした。認知度ではやっぱり仮面ライダーやウルトラマンには勝てませんしね。

しかし、そのヒーローが現代社会の現実認知をしながらも、肯定的な価値観を提示してくれた。そして、それが多数の人の心に届いたというのが素晴らしいです。多数の人の心に届いた証拠に、最終回放送時はTwitterのトレンドで1位、しかも世界では2位の座を得ています。これってすごいことですよ!

SSSS.GRIDMANは、毎回毎回ホームランかヒットを連発し、最後の最後で満塁場外ホームランを放ってコールド勝ちした勢いのアニメでしたねえ。こんな気分味合わされたの初めてです。

25年の時を経てこんな形で帰ってきてくれて本当に感謝です。制作してくださった雨宮監督、Triggerの皆さん本当にお疲れさまでした。感動と素敵なメッセージをありがとう!
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2018年12月24日

Special Signature to Save a Soul.GRIDMANのまとめ その1

6話の放送が終わった段階で考察記事を書いたり、Twitterで感銘を受けた人のツイートを引用させて記事を書いたのですが、私が求めていた要素をすべて網羅し、きれいに消化したうえで今の時代にストンと入るメッセージを送ってくれたと思います。今回は最終回を見たうえでの考察をしようと思います。

SSSSの意味
まず、タイトルのSSSSですが、監督に言わせると意味がないということだったのですが、ばっちり最終回で出してきました。真のグリッドマンにアクセスフラッシュし、アクセスコードのGRIDMANを打ち込んだ際のモニターに表示されたのはSpecial Signature to Save a Soulでした。英語の先生していますから一瞬で意味が分かりました。

「魂(心)を救う特別な署名」


これがSSSSにこめられた意味だったんですね。これを見たとき、感動の嵐が襲いました。前の記事で「グリッドマンはただ怪獣を倒すヒーローではなく人の心を救い出すヒーローだ」と述べたのですが、この点をしっかり制作者は理解していました。ちなみにSoulは魂という訳もあるんですが、「精神、心」という意味もちゃんとあるんですよね。うまい。感無量その1

エヴァを超えた瞬間
アカネは自分の世界に引きこもりましたが、全然幸せそうではありませんでした。9話の感想でツイートを引用しながら感想を述べたのですが、アカネは自分を肯定してくれる人間たちを創造し、気に入らない人間は怪獣で消せる力を持っていながら全く満足できていませんでした。それは、自分の価値観に縛られ、窮屈な心の中(ゴミ袋だらけの部屋がそれを表している)にずっといるからだと述べました。

理想化された世界に閉じこもることができたアカネでしたが、その実自分の価値観に縛られ、幸せを感じられずにいたわけです。これは昨今の日常系のアニメや異世界転生ものの作品への明らかなアンチテーゼだと思います。

制作者はちゃんとその意図を持っていたようで、フィクサービームを照射されたアカネの前に、ドアができます。

アカネは血塗られた手(=取り返しのつかないことをしたことの象徴)でそのドアノブを握っていますが、開けて外に出ることができずにいました。そこに、声をかけたのがグリッドマン同盟の六花・内海・裕太の3人だったのです。この時のセリフをそのまま引用しようと思います。


六花「大丈夫、アカネは一人じゃないから・・・。」

内海「みんな万能じゃないから、他人を必要とするんだ。新条さんが誰かを必要とすれば、この町だってきっと広がっていく!」

裕太「この町だけじゃない。きっと、新条さんの世界も!」

アカネ「私に・・・!広い世界なんて無理だよおお!」

六花「だから私たちを頼ってほしい!信じてほしい!!そのための関係だから・・・。」

アカネ「私との関係・・・?みんな私の・・・私の・・・友達!ここは私が作った世界だから、この世界に私はいちゃいけないんだ!自分の意志で帰らないといけないんだ!!私の・・・場所に!!」(ドアを自分の意志で開ける)

このシーンを見るたびに私は泣いてしまいます。本当です。すごいカタルシスです。このシーンが、この作品の伝えたいメッセージだと確信しています。

「人間はだれしも不完全な存在だからこそ、他者を求める。他者とつながることで自分の世界も広がっていくんだ。しかし、広い世界を自分一人で生きていくことは難しい。だからこそ、他者を信じ、関係を作っていくのだ」

他者とのつながりの葛藤を描き、「他人を傷つけながらも現実を生きていかなければならないんだ」と伝えたのがエヴァンゲリオンのメッセージで、今でもその葛藤に庵野監督は苦しんでいるようですが、そのメッセージをグリッドマンは超えていったと思います。他人と共存することで自分の世界も広がる。他者を大切にし、信じることが大切なんだと伝えているのです。

最初、安易な人のつながりでアカネを救うのではないかと心配していたのですが、その心配は杞憂でした。グリッドマン同盟は仲たがいしながらも、仲直りを繰り返し、友情を深めていきました。そして、自分の世界に閉じこもることの限界と、人間に拒絶される現実認知も描いたうえで、このセリフが述べられたからこそ、この発言は「安易な人のつながり」ではなくなり、すとんとメッセージとして素直に受け止めることができました。

そして、特筆すべきはこのメッセージにたどり着くのにかかった時間はたったの12話分です。普通のアニメだったら1年かけても到達できない域にグリッドマンは達しているのです。これはすごいことですよ。

「平成」を総括したSSSS.GRIDMAN
1クールでこの域に達する芸当ができたのは、今までのロボットアニメと特撮があったからこそだと思います。Triggerはもともとエヴァを作ったガイナックスから派生した会社なのでエヴァの影響はやっぱり大きいんだと思います。直後のスタッフのラジオ放送を聞いたのですが、雨宮監督は16年前からこの企画をやってみたかったとのことです。

雨宮監督がフィギュア王でのインタビューで告白しているように、90年代のロボットアニメのバンクシーンのノリを引き継いでいます。そして、物語の後半になると90年代ロボットアニメを破壊したエヴァみたいな動きをするナナシBが90年代合体ロボットの象徴たるフルパワーグリッドマンを打ち破ってしまいます。これは90年代のロボットアニメの潮流をうまく表現していると思います。

また、日常の描写は徹底的にリアリティを追及していましたが、これは日常系のアニメの流れを意識しています。「終わらない日常」を目的もなく楽しく消費し続けるというのが日常系アニメですが、そのむなしさはアカネを通じて描写されていますよね。

そして、ツツジ台もコンピューターワールド上の世界であることが作品でほのめかされていますけど、アカネはこの世界にやってきているため、異世界転生ものの流れも汲んでいるといえます。

つまり、SSSS.GRIDMANは平成のサブカルチャーの事象をすべて含んでいるんですよね。そして、その限界をアカネを通じて描き、そして「現実に戻りましょう」とメッセージを送っているわけです。これが鼻につく人もいるのかもしれませんが、エヴァのように「気持ち悪い」と突き放したものではなく、温かく送り出そうとしているのもわかります。

「アカネとずっと一緒にいたい」この願いが叶いませんように 本当の友達ならば・・・
そのことがわかるのが、戦いの後のアカネと六花とのやり取りです。六花はアカネのやってきたことをすべて受け入れました。この時のアカネは、横に並びながらですが六花の顔を見ています。ここでやっと六花と向き合うことができたわけなんですよね。今までスタッフもアカネは六花と向き合っていない(文字通り体も向き合っていなかった)と言っていたわけですが、やっと彼女と向き合えた。

そしてパスケースを渡され、「ずっと一緒にいたいという願いが叶いませんように」と言われてアカネは現実世界へと戻っていきます。このセリフは「アカネのことは友達と思っている。けれど、あなたにはあなたの世界があるのだから、そこに戻りなさい。それでも私たちはいつも一緒だよ」と言っているわけですよね。アカネが本当の友達だから、言えるセリフだと思います。

グリッドマン同盟のやり取りを見ていると、友達地獄に苦しむ人たちへのメッセージもあると思います。自分の本心を打ち明けてもいいんだ。関係が崩れてしまってももう一度関係を作り直せばいい。友達だと思っているなら、その人を信じよう。

そんなメッセージも私は受け取ることができました。内海の「その時はまた友達になればいい」はすごく響きますよね。

長くなったので続きはその2で。
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圧倒的感動!感涙!感謝!!SSSS.GRIDMAN感想その11

文句なし!感動の嵐!SSSS.GRIDMANが感動の最終回を迎えました。何度もリピートで見たり聞いたりしたんですが、毎回泣きます。本当です。本当に素晴らしいアニメです。当時世代としては圧倒的な感謝、感激、感無量!

まず、怪獣化したアカネはウルトラマンティガのガタノゾーアを思わせる怪獣に変貌しました。鳴き声がアカネの悲鳴そのもの、またデザインもまがまがしさと同時に自分の殻に閉じこもるアカネそのものを表すものになっていました。しかも、特撮版最終回で、カーンデジファーが現実世界に進出しようとした際に使った触手もデザインに組み込まれています。本当にうまい。

この怪獣の相手をしたのが、アカネが生み出した怪獣であるアンチです。アンチは怪獣の中に取り込まれているアカネを救い出すため、内部に収納された顔を引っ張り出し、内部に突入。内部で過去自分が殺めた人間と向き合わされ苦しむアカネをその手で救い出します。これも3話でアカネがアンチの上で笑っていたシーンを踏襲していました。自身の創作物に救い出されるというのがなかなかな構造ですね。

アカネが救われた瞬間、アレクシスは容赦なくアンチの胸を串刺しにしてしまいます。怪獣から落下するアンチ。呆然とするアカネを取り込み自身も巨大化します。

一方、グリッドマン同盟サイドは六花をスカイヴィッターで回収し、内海も病室から連れ出します。自分は何もできないと愕然とする内海でしたが、立花の言葉により自分が裕太の友達であること、その友達の裕太が来てほしいと言っていることを受け、行動を共にすることを決意します。喧嘩しながら関係を作ってきた彼らだからこそできる描写ですね。

ジャンクの前に戻った裕太のプライマルアクセプターが、特撮版のアクセプターに変化し、新世紀中学生たちにもアクセプターが与えられます。アクセスフラッシュの叫び方が、特撮版を踏襲したものに変化し、さらに死にかけたアンチもアクセスフラッシュし全員でグリッドマンに変身!その姿は特撮版の我々がよく知るグリッドマンでした。

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この時、原曲の『夢のヒーロー』が流され、当時世代である私は狂気乱舞しました。デザインを今風にリファインしたが、最後はやっぱりこの姿でないとねという制作者側の意図が読み取れますし、このアニメが特撮グリッドマンの正統続編であることを印象付けました。素晴らしい。

アレクシスとの戦いは、特撮時代に使用したすべての必殺技を使用し立ち向かいます。しかし、アレクシスは不死身の体を持つ存在で、自らの虚無感を埋め合わせるためにアカネの情動を利用していたことを告白します。無限の再生力の前に苦戦するグリッドマン!

手に汗握る攻防でした。しかも、この戦闘はすべて手描き!さらに特撮時代では技術的に無理だった「上下のない世界観での戦い」を意識した動きになっています。コラムでも再現不可能です!手描きのアニメだからできるんですよね。

パサルートを開き、別の世界に逃げようとするアレクシスはグリッドマンにとどめの一撃を加えます。グリッドビームで応戦したグリッドマンですが、グリッドビームはかき消され、グリッドマンは吹き飛ばされてしまいます。しかし、グリッドマンからあふれた粒子がコンピューターワールドを修復する姿を見たとき、グリッドマンはフィクサービームを放ちました。
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この瞬間、アレクシスと同時に私は「フィクサービームだとおおおおお!?」とテレビの前で叫んでしまいました。それくらい衝撃的でした。フィクサービームは、特撮版で怪獣を倒した後に使うコンピューターワールドを修復する技なんですが、裏設定で人間の心も直せるという能力も持っていたのです。それをアカネに照射し、アカネの心を治そうとしたのですね。

そして、このシーンのグリッドマン同盟とアカネのやり取りが泣ける。これは別の記事で考察をしますけど、このシーンを見るたびに涙腺が崩壊してしまいます。というか、このシーンはエヴァンゲリオンへの明らかな解答なんですよね。エヴァが乗り越えられなかったテーマをこのシーンは乗り越えていった。そう私は思っています。

フィクサービームを受けたアカネは心を開き、ツツジ台が元通りに修復、しかも地球規模の世界に世界が広がりました。アレクシスは力を失い、グリッドマンの拳による一撃で敗北、封印されてしまうのでした。

救われたアカネは六花に自分の犯してきたことを懺悔します。この時のアカネが本当の彼女自身だったと思うのです。弱くてずるい自分を六花は受け入れます。そしてアカネのために購入していたパスケースを彼女に渡す六花。どこにいても一緒だというのが意図だとアカネに伝えます。

そしてアカネに最後の願い「『アカネとずっと一緒にいたい』この願いが叶いませんように」と伝えます。その言葉を聞いたアカネはまとめた荷物とエアコン(笑)ごと消滅するのでした。この言い方は本当の友達だからこそ、言えるセリフだと思います。「本当は一緒にいたいんだけど、もうこの世界に迷い込んじゃだめだよ。離れていても一緒だよ」というのが意図ですよね。

そして、グリッドマンとの別れも描かれました。この時、グリッドマンたちがいた背景は、グリッドマンが変身する際にいるジャンクのなかです。その中でグリッドマンは特撮版のセリフを踏襲した別れのセリフを伝えます。そして「本当に信頼できる友達を持つことの大切さを『改めて』思い知った」と特撮時代のことも踏襲したセリフを言ってくれます。ああ、このシーンも泣けるんですよね。

1話と同じ情景が映し出され、分裂した星は再び一つになり、特撮最終回と同じくハイパーワールドの情景の一部が映し出されてグリッドマンたちは帰っていきました。ツツジ台はアカネを失いましたが存続し続け、裕太の両親も帰ってきます。アレクシスに刺されたアンチはアノシラスに救われていました。初代のアノシラスも背景にいるのが素晴らしい。アンチの包帯が取れるとその下には青くなった瞳が。青と赤の瞳を持つアンチは、怪獣と人間の両方を併せ持つ存在としてアカネの作ったツツジ台を守ってくれるでしょう。そんなことを思わせるシーンでした。

そして、最終回のサブタイトルの直後に実写の映像が差し込まれます。そこには見覚えのあるパスケースとベッドから起き上がる女の子の姿が!このシーンを見た私は『トリガーめ、やりやがった!!』と絶叫しました。サブタイトルの「覚醒」の意味がここで回収された上に、アカネが現実世界に帰還したことを示しています。そして、天井を見上げたアカネの首の角度は、OPのグリッドマンと同じ角度。ここでSSSS.GRIDMANのタイトルがかぶさるという憎い演出!!

こりゃすごい。脱帽しました。本当に「Triggerめ、やりやがった」とずっと笑っていましたよ。これは元が特撮だったグリッドマンだからこそできる秀逸なラストです。いやー恐れ入りました。

別記事では、この作品のまとめをやろうと思います。私が求めていたテーマをきれいに描き切り、そして希望の持てるラストを提示してくれました。この作品に出会えて本当に良かった!雨宮監督を含め、制作者の皆さんには圧倒的な感謝です。
posted by ブラック・マジシャン at 22:14| 兵庫 ☁| Comment(0) | アニメ・漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする