2006年04月18日

オーストラリアの遊戯王事情

オーストラリアに来てはや3ヶ月。こっちの文化にもなれて、授業も大体いい感じに渡り合えるようになりましたが、一向にカードゲームプレイヤーを見ません。セントラルやパラマッタで少しばかり調査してきたので今日はその報告をしようと思います。

先に人気のほどを説明すると、展開3年たっても人気はあるようです。・・・が、この人気もいつまで続くか怪しいというのが結論です。いろいろ事情を見てみましょう。

まず、カードの展開ですがアメリカと同じくSOIまで進んでいます。これは、トイザラスや適当なゲーム店に行けば手に入ります。・・・が、これが異常に高いんです。まず、第4期シリーズのカードパックが1パックおよそ8オーストラリアドルです。お値段はおよそ650円から700円くらい。日本では、150円(約2ドル)ですからぼったくりもいいところ。ちなみにストラクチャーデッキは「戦士の力」まで進んでいますが、これも高くて29ドルです。日本円に換算したら、2000円超えてやがります。これでは、なかなか子供が手を出せないでしょう。正規品でも6ドル程度のストラクチャーデッキもありましたが、どうやら海外展開直後のものらしく、今の目で見たら内容がとても貧弱です。

学校の友達で、子供のいる家庭に厄介になってる子がいまして話を聞くと、あまりカードがなくて鑑賞する程度のようです。デュエル用途では使ってない模様で、ルールも理解してるかどうかも怪しいとか。私がカードをその人経由であげたんですが、とても喜んでいた模様。持っているカードもしわしわのよれよれだそうですが、とても大事にしているそうです。つまり、それだけ手に入りにくいというわけですね。

この値段が高いのにつけこんで、安値の海賊版が横行してやがります。どんなものかは前の記事を参照してもらえばわかってもらえると思いますが、中国人系の何でも屋さんに多く分布している模様です。
近所で新手のパチモンを見かけました。コレクターズティンみたいな缶にカードが入っているタイプ。こちらは悪質に値段が高い。およそ20ドルです。内容は一番トップにラビエルとかガンドラが書いてあります。しかも、カモフラージュのためか正規品のパックを一番下にくっつけてセットにしてかわせていました。キラが、ぜんぜん違う上にこれまた英語化されてないカードですので気をつけましょう。そういえば、缶の絵がどこかの同人誌から取ってきたものも見つけました。このレベルになると笑えてきますね。
偽者と見分けるには、UpperDeck社のロゴが入ってるかどうかでも判断できます。おそらく中国などにいくともっと増えるでしょうので気をつけてください。

その次、カードゲームの普及度です。オーストラリアでは、実は卓上ゲームはテレビゲームにかなり押されているようです。パラマッタのTRPGの店の店員に聞いたんですが、どうやらオーストラリアはテレビゲームが主流の模様。そのせいで子供が外で遊ばないので、政府が外で1時間遊びましょうというテレビCMをながしているくらいです。
さらに、オーストラリアの広大な大地もテレビゲーム普及に一役買ってるようです。どういうことかというと、友達と集まりにくいんですね。街中でさえも車での移動が主流なので、子供たちはなかなか友達と会うことができません。田舎に行くと隣10キロまで民家がないところもあるので、かなり子供が集まりにくいわけです。だから、友達とカードやほかのことをして遊ぼうと思っても遊べないので、テレビゲームに流れてしまうと。広大な土地があるのに、外で遊ばない逆転現象が起きているようです。

3つ目、テレビアニメです。オーストラリアは、シンプソンズのアニメやワンピースはやってますが遊戯王のアニメはぜんぜんやってません。どうやらアニメ関連はケーブルテレビに流れている模様。
これも文化が阻害しています。オーストラリア人はかなり早寝早起きです。大人でも夜10時には寝てしまいます。子供なんか夜7時半から8時くらいには寝てしまうそうです。日本ではこの時間帯にアニメをやっていますが、オーストラリアでは子供の寝る時間なので誰も見ないわけです。やっていてもシンプソンズくらいでした。日本がどれだけ、子供の娯楽にあふれているかわかると思います。

4つ目、カードの売ってるところです。実は、テレビゲーム店にはカードは置いてません。どういう店においてるかというと、トイザラスなどの大き目のおもちゃ屋さんかアメコミとか卓上ゲーム専門店です。後、アジア系の怪しい店ですが、ここらには結構海賊版があるので控えたほうがいいでしょう。値段の高さと売ってる場所がないので、入手困難の模様です。

5つ目、これは最大の要因ですが大会がまったく開かれていない上に、デュエルスペースがほとんどない点です。セントラルで、店員さんと遊戯王の話で盛り上がったんですが人気はあるものの、シドニー内ではトーナメントはない様子。さらに、肝心のデュエルスペースがないので、みんな仲間内で家でカードを楽しんでいるようです。
じゃあ、デュエルスペースを置けばいいじゃないかと思われるかもしれませんが、ほかのボードゲームであるとかがいっぱいで、カードのためだけにデュエルスペースは開ける様子ではありませんでした。
しかも、シングルカードすらおいてない状況なので、カード入手経路は仲間同士のトレードかパック購入のみ。良くも悪くも「トレーディング」カードゲームという状況なわけです。ちなみに、デュエルスペースがある店をネットで見つけましたが、シドニーから100キロ以上離れたサウスオーストラリア地方にありました。そんなところには足を運べません・・・。

総評としては、当たり前の話ですが日本がどれだけ遊戯王に関して先進国かというわけですね。お金を出すと大体のカードは手に入るし、デッキ理論は確立されているし、相手もいるしと。まだ、子供の意見は聞いていないので、次からは近所の子供とかにも話を聞いてみようと思います。
posted by ブラック・マジシャン at 12:05| シドニー | Comment(1) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。一年前にシドニーからキャンベラに引越したオーストラリア遊戯王プレイヤーです。シドニーで遊戯王をやっているところはBurwoodにあるSGC(Sydney Games Centre)です。

www.sydneygamescentre.com
に詳しく場所の地図などが載っています。

ブログ毎日みてます^^
Posted by Harry at 2006年04月18日 19:27
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