2006年05月19日

カードゲームプレイヤーとしてどうあるべきか

はい。また日本語で失礼します。デュークさんの「トゲトゲ神の殺虫剤」という記事を読んでいろいろ考えました。どうもウェブ上では悪口がたえないと、この方も思っていらっしゃるようです。これについて、私なりに議論しようと思います。

まず、個人的に考えたのですがどうも日本人は「勝ち組・負け組み」に人を分けたがっているようです。学歴しかり、富であったり、結婚してるかしてないかであったり、カードで勝った負けたであったりです。確かに、結果的に「勝ち負け」や「得してる人、損してる人」は分かれます。しかしながら、「勝ち組」には「負け組」をさげすむ権利はあるのでしょうか?ないと思います。

たとえば、私は大学でよくTOEICを受けます。実績は今のところ、805点で学年内ではトップですが、上の学年には830、さらには955という人もいます。しかも、一歩国外に出ると私より英語がしゃべれるノンネイティブスピーカーの人たちは五万といます。

わかるでしょうか、上には上がいてきりがないんです。だから、もし私が805点の点数をいいことにTOEICを受けたことのない人や私より点数の低い人を馬鹿にできるかというとそうではありません。

これは遊戯王にもいえます。大会で勝ったからと言って負けたやつを弱いだの言う権利はどこにもないんです。よく考えてみてください。デュエルなんていつでもできます。大会にも特別な大きな大会(選考会とか、世界戦)を除いたら、何回でも出れます。1回、2回の大会で勝ったからと言って天狗になれるとは、いえませんよね。今回勝ったとしても、次は負ける可能性もあります。チャンスは何度だってあるのですから。だから他人を否定することはできないんです。

それに、カードプールは人それぞれです。強いデッキを知っていても、作れないなんて事はいっぱいあります。そういった人々は、今あるカードプールでデッキを作らないといけません。そのデッキは自分が集めたカードで考え出された「魂のデッキ」です。その「魂」を否定する権利は誰にもないのです。

別にカードで負けたからと言って命を取られることはありません。人間性を否定されるいわれはありません。卑屈になる必要もないんです。次に備えて反省し、一生懸命やればいいんです。
そして、勝ったからと言ってまけた側を馬鹿にする権利はありません。確かに名声はもらえますが、名声を受けている側が他人を馬鹿にするようですと、その名声も廃れます。
さらに、いざ自分が負けた後に100倍馬鹿にされるのは明確でしょう?なぜなら、自分「だけ」が他人を馬鹿にする権利をもっているということなんてないからです。他の人が、状況によっては自分を馬鹿にする危険性はいくらだってあるんです。だから、お互い軽蔑しあうのはいけないんです。

ですから、こういったいがみ合いをなくすには、勝った側もまけた側も「よいプレイヤー」であるべきです。ではよいプレイヤーとはどういう人らなのか、個人的な意見を述べたいと思います。

まず、私はよく負けますので敗者側の考えを述べたいと思います。英語のイディオムで"Keep your chin up!"という言葉があります。これは辞書の意味ですと「元気を出せよ」という意味の励ましの言葉です。

しかし、うちの学校の前のクラスの先生がすごく良いことをおっしゃっていました。この言葉はスポーツで負けた側に言う言葉でもあるそうです。その言葉の真意は「よい敗者であれ」という意味です。「よい敗者」は負けた後も顔をうつむけず、正々堂々としています。"Keep your chin up"を文字通り訳すと、「あごを上げたままにしなさい」と言う意味ですよね。それから転じて「顔をうつむけず正々堂々としていなさい」という意味なんです。
そして、同時に「よい敗者」は負けたことに対して、不平不満を言いません。相手をリスペクトします。そして、なぜ負けたのかを考え、次の勝負に備えます。これが「よい敗者」というわけなんです。

そして、勝者側も「よい勝者」であってほしいです。本当に強いスポーツ選手は負けた相手もリスペクトします。少なくとも、今の遊戯王界のTPのように「弱い」とか、ましては「死んでも良いやつが多すぎる」なんて言いません。カードゲームはスポーツ的な側面を持っています。なぜなら、そこには人と人が向かい合って、真剣勝負をしているからです。こんなこという連中はスポーツマンシップに反しているではありませんか。いくら実力があったとしても、意味がありません。

それに、もしこの意見がまかり通るのならば、私はTOEICの点数とかその他他の勝っている面で、その人らを軽蔑します。「お前遊戯王強いけど、TOEICの点数低すぎるよ。雑魚だね〜」とかいって。

そうされるのは誰だって嫌なはずです。だから、相手を軽蔑するなんてことはやってはいけないんです。

人間、いいところもあります。悪いところもあります。それが複雑に折り重なって「人格」を形成しているんです。それを否定する権利なんて誰にありますか?

ですから、遊戯王プレイヤーの皆さんには「よいプレイヤー」であってほしいです。国外プレイヤーは相手を軽蔑する人はいませんでした。だから、気づけたことでもあるんですが。少しでもこういったプレイヤーが増えてくれればもう少し日本の遊戯王の世界は楽しくなると思いますので、意見を言わせていただきました。
posted by ブラック・マジシャン at 15:15| シドニー | Comment(9) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして半減といいます。

この記事を読んで原作の遊戯の台詞を思い出しました。私も昔は遊戯の言葉なんて「かっこわるい」とか思っていましたが、今考えると高橋和希先生は非常に大切なことを原作を通して教えていたんだ、と思いました。

忘れていた事を記事を通して思い出させてくれて誠にありがとうございます。
Posted by 半減 at 2006年05月20日 01:05
よく考えると、この世には「デュエリスト」はいないですよね。だから、今のような状態に成ってしまうのかなあとか思っています。
Posted by ブラック・マジシャン at 2006年05月20日 01:30
初めまして潮土器です。
いつも記事を拝見させていただいています
以前のトッププレイヤーのあるべき姿で私は感動し、コメントをさせいただきました
私もブラックマジシャンさんの考えに賛同です

勝ち負けにこだわるのは別段悪いことではないはずなのですが、そのことでさげすんだり見下したりすることはできません。

私は何事にも一生懸命に取り組むことができるならば、勝ち負けなど関係ないはずです。
すべてのプレイヤーに、このようなブラックマジシャンさんのような考え方をもって取り組んでほしいと思いました。

途中なにか書いていることがおかしくなってしまったかもしれませんが以上です。 
Posted by 潮土器 at 2006年05月20日 21:07
コメントありがとうございます。賛同してもらえる人がいると、こちらも勇気が持てます。

ちなみに、先週の話ですけど、私も彼に謝りました。やっぱりわかっていてくれたようで、安心しました。真に強い人は違うなと思いましたね。

日本のTPも見習ってほしいです。
Posted by ブラック・マジシャン at 2006年05月20日 21:28
ゆくてはアッパーデック社とコナミが共同になりMTGみたいな世界的なカードゲームになれればいいですよね

こちらからこのサイトにリンクを張らせていただいてもよろしいのでしょうか?
私はリンクを張るときにできれば確認をいただきたいので
Posted by 潮土器 at 2006年05月20日 22:26
リンクはご自由にどうぞ。
Posted by ブラック・マジシャン at 2006年05月20日 22:29
ありがとうございます。さっそく張らせていただきますので
Posted by 潮土器 at 2006年05月20日 22:50
 お久しぶりでございます。記事拝見しました。勝ち負けにこだわる事自体は別段問題ないと思い
ます。次に活かせれば【デッキ構築・プレイニン
グ】勝っても負けてもそれには意義があるので
す。

 が一部の人はそれに優劣を付けたがるんですよ
ね。残念ですが。私が参加したり運営している所では成人の方は皆さん紳士なので良い手本となっ
ているのでそういう意味では安心しています。
 と言うべきか問題のあるプレイヤーは悉く私達運営している大人達が駆逐してきたのもありま
す。

 私見ですがそういった優劣を付けたがる人の多
くは自分に自信のない人ですね。他人と比較して
自分の位置を確認しているのでしょう。そして、それは虚しくて悲しい事だと理解出来ていない
のです。
 自分に自信と言うかバックボーンがあればまず
そんな事は言えないと思いますよ。

 
Posted by 大会運営者 at 2006年05月23日 00:13
そういうことですね。遊戯王界のプレイヤーには自信がないんでしょうかね。がんばれば、(結果はどうあれ)おのずと自信って付くものなんですけどね。
Posted by ブラック・マジシャン at 2006年05月23日 00:22
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。