2006年06月07日

インターネットのカードゲームへの影響

今の遊戯王界が、ある意味行き詰っているのはある意味インターネットの影響があるからなのかもしれません。今回はそれについて論じようと思います。

インターネットの普及のおかげで、情報が簡単に手に入るようになりました。一般的にもそうだし、このゲームでは理論をネット上で展開したり、フライングで入手したカードのスポイラーを入手できたり、さらにはDOやCGIでネット上でどんなデッキもいくらでも作れて、それで対戦できます。これだけ見ると、今の遊戯王業界にインターネットは必要不可欠です。

しかしながら、同時に悪い影響を与えています。それが情報と知識の急速な画一化です。どういうことかというと、インターネットでは不特定多数の人間が、たくさんの情報をシェアできます。つまり、誰しもが同じ情報を入手できるし、発信もできるわけです。不特定多数の人間が同じ情報を簡単にシェアできるというわけですね。

これが画一化に向かわせています。同じ情報をみんながシェアするわけですから、みんな考えることや知っていることがほぼ一緒になるわけです。こうなると、トーナメントでのデッキが同じ傾向になったりコピーするだけの人が増えるのは当然ですね。自分で考えなくたってそこらに強いデッキの情報やはやっているデッキの情報が転がっている。地域差がもちろんありますが、それも自分で調査して少し調整すればそれでおしまいです。こういうわけで、プレイヤーの意識がどんどん1つの方向へ向かっていってしまっている、すなわち画一化しているわけです。

情報の画一化が起こるのはどの道仕方がないことです。ネットがなくたってプレイヤー同士の口コミや、雑誌とかで取り上げられるわけですから多少時間がかかるものの、どの道画一化は起こります。

問題なのはそれが急速に行われていることです。普通だったら、プレイヤーが自ら考え、デッキを構築し、カードを徐々に集めて強いデッキを作りますが、ネットの普及でそれが短期間のうちにできるようになっているわけです。徐々に行われることが、猛スピードで行われているのが今の現状です。これがどういう結果を引き起こすかというと、飽きが猛スピードで襲ってくるわけですね。

良い例が最近のPOTDです。このエキスパンションではVジャンプで39枚カードが判明しました。さらにデュエルオンラインですぐに使えるようになって、そのカードを使って早い段階からデッキを組み、対戦できました。しかし、その結果POTDが発売される前に飽きてしまう人が出てくるという珍現象が起こっています。これが画一化の一つの影響です。

これでカードの売り上げが減るというのもあるんですが、何よりも問題なのは構築にすぐに飽きちゃうわけです。スポイラーが出たときには、みんなものすごい勢いで盛り上がるのですが、全カードがすぐに判明してデッキのネタもすぐに枯渇してしまいますから、その盛り上がりを維持できない。その結果、プレイヤーのモチベーションも維持できないという状況になっていると思います。さらにこの弾ではキメラテックオーバードラゴンと未来融合とオーバーロードフュージョンで1キルもできちゃうというパックだったのが、さらにモチベーションを落としている気がします。

こういった理論を展開しましたが、インターネットをやるなとかデュエルオンラインをなくせとか言いたいのではありません。こういった悪影響もあるよと頭の片隅においておくべきだと私は言いたいのです。すなわち、既存のデッキ理論の改善点を自分で見つけて新たな理論を作るといった能動的な行動が必要と思うわけです。情報にただ流されるだけでなく、その情報から新しいものを作っていく必要があるのではないかと思います。
posted by ブラック・マジシャン at 19:55| シドニー ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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