2006年07月15日

Judge Interview

今日は、世界戦に出る人のためにこっちのジャッジさんにインタビューしてきました。ミスジャッジが取りざたされていますが、そのミスジャッジに関してジャッジさんはどのように考え、どのように防止するようにしているのでしょうか。また、プレイヤーのミスが故意のものであるか、ないかをどのように見極めているのか、短い時間ながらインタビューしてきました。インタビュー中に用事が出来て、帰ってしまわれましたが、こちらの聞きたい質問は大体網羅しましたので、ご覧ください。

回答者はMarcさんです。Nationalリーグでもたびたび、ジャッジをされていますので、かなり信頼を置ける優秀なジャッジさんです。

ミスジャッジを下してしまった場合、どのように対処されますか?

M:基本的に、地方大会の場合、ジャッジは一人でその人が最終審査を下します。たとえ、それがミスジャッジでも一度出てしまえば、覆すことは出来ません。ただし、プレイヤー側にはジャッジのミスを訴える権利があります。この場合、FAQやフォーラムを比較検討して審議を出します。その際に出た審議は、覆せません。
一方、ReguinalやNationalリーグなど大きな大会にになると、話は別で最終ジャッジを下すのはヘッドジャッジです。ジャッジ一人に不備のある場合、ヘッドジャッジに訴えるようにしてください。同じく、ジャッジ間で審議した後、ヘッドジャッジが最終審査を下します。その最終審査は覆すことは出来ません。

ジャッジたちはどのように、専門的なルールを学んでいるのですか?

M:基本的に、ゲームをプレイしながら学んでいきます。また、ジャッジになると専用のメーリングリストやフォーラムに加盟されますから、問題が起こった場合そこに質問したり、またその回答を見たりして専門的なルールを学んでいきます。また、UpperDeckのFAQも目を通していますし、会社側からも連絡が来ますから、基本的にジャッジ間の意思統一は出来ています。(Regionalとかで、具体的にルールの変更点を伝えていました。)

「魔のデッキ破壊ウィルス」のドローカードの確認や「ネフティスの鳳凰神」の墓地からの特殊召喚といった、スタンバイフェイズに強制的に発動する効果を発動し忘れ、メインフェイズに入りました。どのように警告し、どのような基準で「故意のミス」とみますか?

M:基本的に、そういう場合はまき戻しを指示します。(実際に指示されました)故意のミスに関してですがジャッジによって変わってくることもありますが、基本的にジャッジはミスの回数を最初に見ています。たとえば、1回程度のミスでは故意の失敗とはみなされません。ジャッジ側がきっちり、指示を出します。指示を出したにもかかわらず、このようなミスが繰り返されるようだと、「故意のミス」になります。
ただし、そのカードの使用者にも責任があります。「魔のデッキ破壊ウィルス」「強奪」といったカードを使ったプレイヤーも使われたプレイヤーも対戦相手も利益になるならないにかかわらず、相手プレイヤーを監視し、ミスをしているようなら指摘をします。それがカードの使用者の「責任」です。「ネフティスの鳳凰神」も同様で、相手が特殊召喚しなかった場合、それは対戦相手(自分)にとって利益になりますが、ほうっておくと、自分の「不当な」利益となり、相手の「不当な」不利益をまねきますから、指摘しないといけません。
もし、お互いが指摘しあわずにゲームを進め、このような事態が何度も発生した場合、使用者、相手両方に警告が下されます。公平を期すために、対戦中のプレイヤーにはお互いを監視しあい、不利益利益になるならないにかかわらず、ミスを指摘しあう責任があります。

では、「黄泉ガエル」などの任意効果の発動の確認に関しての質問をします。よくプレイヤーは、任意効果の発動を忘れていることがあります。さっきの話だと、公平性を保つには確認を取るのが良いとおもわれますが、次の質問のうちどちらがベターな質問方法でしょうか?

A.スタンバイフェイズに何か発動しますか?
B.スタンバイフェイズに「黄泉ガエル」の効果を起動させますか?

日本では、後者の質問の方法だと、敵に塩を送るようなものだというプレイヤーがいました。ジャッジとしてはどのように思われますか?


M:基本的に、どちらの質問方法でもかまいません。ただし、ジャッジとしては常にプレイヤーにSpecific(限定的)な確認方法で確認していただくとありがたいです。確かに、Bの質問をしてしまった場合、相手が特殊召喚忘れているほうが悪いといわれる人がいると思いますが、スタンバイフェイズには複数の処理が絡む場合があります。どの処理、どの処理ときっちり一枚ずつSpecificに確認したほうが、お互いわかりやすいですし、ジャッジを呼ばずに済みますので、もめることはありません。もちろん、「黄泉ガエル」単体の場合でも同様に、Specificに確認したほうが、お互いに公平です。確かにプレイヤーの理想としては、情報を隠すほうが有益です。しかしながら、ジャッジの理想はプレイヤーの理想とは違っていて、お互いに公平にやりたいのならばジャッジの理想のほうにしたがっていただきたいです。よって、ジャッジとしての立場ではBの確認方法を推奨します。常に、Specificに確認を取る習慣をつけてください。

では、観衆の態度に関して質問します。上記のようなミスを観衆が見つけた場合、プレイヤーに指摘することは出来ますか?

M:基本的に、観衆は対戦を中断させる権利はありません。観衆がこのような場合を見つけた場合は、速やかにジャッジに申告してください。

以上、質問できた範囲で質問しました。他に、日本の現状(観衆はジャッジにすら申告できないという通例がある)への意見やマッチロスを下したことはあるかという質問があったんですが、お時間ということで質問が出来ませんでした。

基本的に、ジャッジには従うこと、またプレイヤーにはお互いを監視しあう「義務」があり、それが果たせないようならば、警告がとんでくるという世界のようです。こういう観念で、公平性を保っているようです。うまいシステムですね。トーナメントでは、常に互いの行動を監視しあう習慣をつけるのが得策かと思います。来週も質問を受けてくれるそうなので、何か聞きたいことがあればどうぞ。
posted by ブラック・マジシャン at 16:54| シドニー ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。