2006年09月24日

トレード環境

パック単価が高く、シングルカードが少ない外国のカードショップでカードゲームをしようと思ったら、トレードは欠かせない重要な要因です。カードショップに来る理由は、大会参加が5割、もう5割がトレードという答えであっても不思議ではないくらい、トレードは当たり前の存在となっています。というわけで、今回は国外のプレイヤーはどのようにトレードを行っているのかを説明しようと思います。また、日本の環境ではシャークトレード、すなわち価値のわからない人にアンバランスなトレードを持ちかけるトレードが問題視されていますが、こちらの状況ではどういう状況なのかを説明しようと思います。

まず、トレードに関してですが、プレイヤーは端からファイルを持っている人に話しかけています。知らない人でもカードを持っている人に声をかけますし、話しかけられたらお互いにファイルを見せ合っています。これは全プレイヤー共通でいろいろな人とお話をするよい機会になるようです。上級者のトレードに関してもこれは同じで、とにかく相手を選ばずに話しかけるというのが共通のようです。

さて、昨日のカードショップでRezaとトレードをしました。ki-pa氏との日本語カードトレードの仲介の受け持ちをしたのですが、こちら側のリストを渡すとなんと1日でリストの要求をほぼ満たしてくれました。そのリストは以下のとおり。

Dimensional Fissure
Macro Cosmos
Mindcrush
Megamorph
Reasoning×3
Monster Gate×3
Greenkappa×2

Monster GateとReasoningは2枚しか手に入らなかったのですが、この量のトレードを1日で仕上げてしまいました。大体、私でもその日トレードで手に入る新しいカードはノーマルカードでも2〜3枚ですから、その量に驚きました。中でもGreenkappaは1枚は限定のスーパーレアバージョンで値が張るものも含まれていました。

さて、彼は"I can get any card.(どんなカードでも手に入る)"と言っていたのですが、どうすればこのようにトレードが行えるのかを聞いてみました。すると、答えは"You should be famous in a shop.(ショップで有名になるべき)"というものでした。どういうことかというと、あるショップの中で自分の顔と名前を全員が知っておく状態に持っていくことが大事なんだそうです。これはうまくトレードを行ううえでの大前提で、ネットワークを広く持っていない状態では、カードが揃えにくいんだそうです。トレードでの話術だとかカードプールだとか以前に、幅広い人脈がなければよいトレードは出来ません。
ネットワークを広げるには、みんなと仲良くするのが一番とのこと。さらに付加価値として、色々な人と対戦できますからそれだけ腕も磨かれるし、友達も増やせる。ここでの趣味の意義は、友達を増やすことですが、カードゲームはその目的を簡単に達成できるよい趣味みたいです。

さて、トレードというと日本ではシャークトレードが問題にされますが、こちらではシャークトレードのシャの字も知られていません。理由は簡単で、子供も大人もカードのおおよその価値を知っているし、自分にとって要らないカードだったら全員断るからです。こちらでは、非公式でカードの値段表が出ていますが、みんながみんな持っているわけではないし、むしろ値段を知っている人は少人数です。それでも、カードに対する価値というのは全員が知っています
もし、カードの価値について、判断が下せない場合は周りの人に訊いています。特に、Rezaは毎回のごとく質問されているそうで、色々アドバイスを与えています。もちろん、ゲームがわかっていてどうしてもそれが必要な場合は、多少損でもその人の判断なのだから、それはそれでよいトレードだといっていましたが、ゲームがわからないうちは、わかっている人に訊いてみるよう言われました。こうすることで、不公平だったり納得のいかないトレードが未然に防げるようになります。よい上級者がいるカードショップというのは、それだけでかなり健全な環境になるというのがわかります。

さて、トレードというのは実は個人間だけではありません。日本と違う点は店ともトレードが出来るということです。普通のトレードと違う点は、シングルカードのトレードではなくて、パックトレードになります。大会で上位の成績を残して、パックをもらうとしましょう。もしそれが要らないパックだった場合は、必要なパックとトレードしてくれます。先々週の大会の景品はPharaonic Guardianだったんですが、不要と思った人はDB2など、自分が必要と思うパックとトレードしていました。ここでは未開封のパックに限って、店とのトレードも受け付けてくれています。パック単価が高いからなせる業なのでしょう。

このように、海外ではトレードは重要なファクターを占めています。強いプレイヤーは9割がたフレンドリーというのが、こちらでの常識ですが、それは友達を増やせば対戦できる回数も上がるし、ほしいカードが手に入る可能性も上がってくるからということが容易にわかります。
posted by ブラック・マジシャン at 18:21| シドニー | Comment(0) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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