もう恒例になりましたが、Sydney Game CentreにてCyberdark Impactのプレリリースシールド戦がありました。前回のTシャツに味を占めて今回も2回出場。大会形式は4マッチ制(2回目は人数が少なかったので3マッチ制)で5パック配られた中から20枚以上選び出してデッキを組みます。
今回の注意事項で重要なのは、テキストを確認するためなどに動かしたカードは、所定の位置に戻し、勝手に動かしてはならないというルールが事前に出ていたことです。この弾以降、カードの配置に関しては厳しくジャッジが指摘するとのことです。
後、前回に比べて子供が増えたので少々やかましかったのがネックでしたね。と言っても、ジャッジさんもうまく注意できていたので、普段より人数が増えたにもかかわらずいつものペースより早くゲームが回っていました。今回はチェーンを使ったややこしいカードが出てきているにもかかわらず、ジャッジの指示は的確で、裁定も的確でした。いつもながら、お見事。
では以下に今回の結果を示しておきます。
1戦目○○-
2戦目××-
3戦目×○×
4戦目○○×
5戦目×○○
6戦目××-
7戦目××-
結果、最初のラウンド(1〜4戦目)は11位で2パックもらい、2回目は8人中4位で4パックもらいました。残念ながら、Tシャツゲットならず。
今回のシールド戦のキーは、いかに早い目に上級モンスターを出すかがキーでした。特に活躍していたのは、「サイバー・オーガ」と「地母神アイリス」などの生贄1体で出せる2400上級モンスターです。特に後者を出されてしまうと、除去が非常に難しくなるので厄介です。前者もバイロード・サクリファイスで特殊召喚できるので、比較的出しやすい強力モンスターという位置づけになりました。ストレートで負けているのは、これらのカードを先手で出されて対処し切れなかったためです。
逆に言うと、生贄を許さない状況に持ち込めばよいので、下級モンスターをいかに倒すかがキーになりました。特に活躍したのは「暴鬼」と「女王親衛隊」です。これらのカードは今回の下級モンスターで最強の攻撃力を誇るので常にこれらが一線で活躍しました。暴鬼は戦闘で破壊されると500ダメージを与えるので、良い感じでした。守備力で最高を誇ったカードは、「迷走悪魔(ストレイデビル)」でした。こちらは下級最強の攻撃力と互角の守備力を誇るので、戦闘ではサイバーオーガなどの上級モンスターに破壊されることはありませんでした。
効果での破壊だと、「スナイプストーカー」が活躍しました。最初、手札を捨てなければならない上に、不安定なので敬遠したのですが、いざ実戦になるとこれらのカードに攻撃力の高いモンスターがことごとく倒されてしまったので厄介なことになりました。効果を何回でも使えるのがメリットになったようです。
やはり、今回のパックは状況を選ぶカードが多すぎて全員のデッキ傾向が似たような感じになってしまいました。サイバーダークシリーズは、ドラゴン族がいないので役に立たず。インスタント・フュージョンも、使える融合モンスターがいないので使われないカードになってしまいました。「突撃ライノス」あたりがはやるかなと思っていたら、レアのためになかなか引くことができず、さらに次のターンにはコンボファイターなどのカードに倒されるため、うまく回ることはなかったで。これを警戒して「魅惑の女王LV3」を投入していたのですが、役に立ちませんでしたね。
チェーンを稼ぐには、「ポジションチェンジ」が役に立ちました。これはノーコストで発動できるので適当なモンスターを動かしてチェーンを稼ぎ、チェーンブラストやチェーンヒーリングにつなげるという手が使えます。ただ、チェーン4以降で発動できる「積み上げる幸福」はやはり状況を選びすぎるのか敬遠されて、チェーン3以降で発動できる「一陣の風」はその頃には破壊して得するようなカードはないため、これも発動する機会が得られませんでした。
さて、今回のプロモーションカードは、「
ジャスティブレイク / Justi-Break」です。このカードはこのパックに入ってるノーマルカードなんですけどね。ウルトラレアでわざわざ出す意味はなかったと思います。これを入れるんだったら前回から順当に「モンスター・レリーフ」とか「ソウルテイカー」とかを入れてほしかったですね。
さて、最後に配布される小冊子に書いてある、英語名のリストを公開します。後、テキストのチェーンテキストなどの新しいシステムの英訳も掲載します。
サイバー・ダーク・ホーン Cyberdark Horn
サイバー・ダーク・エッジ Cyberdark Edge
サイバー・ダーク・キール Cyberdark Keel
サイバー・オーガ Cyber Ogre
サイバー・エスパー Cyber Esper
魅惑の女王(アミュール・クイーン)LV3 Allure Queen LV3
魅惑の女王(アミュール・クイーン)LV5 Allure Queen LV5
魅惑の女王(アミュール・クイーン)LV7 Allure Queen LV7
漆黒の魔王(ダーク・ルシアス)LV4 Dark Lucius LV4
漆黒の魔王(ダーク・ルシアス)LV6 Dark Lucius LV6
漆黒の魔王(ダーク・ルシアス)LV8 Dark Lucius LV8
迷走悪魔(ストレイ・デビル) Stray Asmodian
暴鬼 Abaki
フレイム・オーガ Flame Ogre
スナイプストーカー Snipe Hunter
連爆魔人(ブラスト・デビル) Blast Asmodian
虚無魔人(ヴァニティー・デビル) Vanity’s Fiend
深遠の結界像 Barrier Statue of the Abyss
豪雨の結界像 Barrier Statue of the Torrent
業火の結界像 Barrier Statue of the Inferno
烈風の結界像 Barrier Statue of the Stormwinds
干ばつの結界像 Barrier Statue of the Drought
閃光の結界像 Barrier Statue of the Heaven
虚無の統治者(ヴァニティー・ルーラー) Vanity’s Ruler
地母神(アースマザー)アイリス Iris, the Earth Mother
ライトニング・パニッシャー Lightning Punisher
女王親衛隊 Queen’s Bodyguard
コンボファイター Combo Fighter
コンボマスター Combo Master
獣人アレス Man Beast of Ares
突撃ライノス Rampaging Rhynos
ストーム・シューター Storm Shooter
エーリアン・ベーダー Alien Infiltrator
エーリアン・マーズ Alien Mars
鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン Cyberdark Dragon
サイバー・オーガ・2 Cyber Ogre 2
侵食細胞「A」 Corruption Cell 'A'
封魔法一閃 Flash of the Forbidden Spell
限定解除 Ritual Foregone
簡易融合(インスタント・フュージョン)Instant Fusion
カウンタークリーナー Counter Cleaner
リニアキャノン Linear Accelerator Cannon
連鎖爆撃(チェーン・ストライク) Chain Strike
奇跡の蘇生(ミラクル・リボーン) Miracurous Reborn
一陣の風 Mystical Wind Typhoon
レベルダウン!? Level Down!?
縮退回路 Degenerate Circuit
ポジションチェンジ Senet Switch
爆導策 Blasting Fuse
ストレートフラッシュ Straight Flush
ジャスティブレイク Justi-Break
リバースディメンション Dimensinal Inversion
チェーン・ヒーリング Chain Healing
チェーン・ブラスト Chain Detonation
バイロード・サクリファイス Byroad Sacrifice
トロイボム Trojan Blast
積み上げる幸福 Accumulated Fortune
サイバー・シャドー・ガードナー Cyber Shadow Guardna
虚無を呼ぶ呪文(ヴァニティー・コール) Vanity’s Call
昇天の黒角笛 Black Horn of Heaven
テキスト表記このカードがチェーン2またはチェーン3で発動するとき→
If this card is activated as Chain Link 2 or 3,チェーンが発生した場合→
If a Chain (2 0r more Links) occured...チェーン3以降から発動することができる→
You can activate only as Chain Link 3 or higher魔法・罠カードがチェーンするとき→
If any Spell or Trap Card(s) are Chained...縦列→
column気になるテキスト「サイバー・シャドウ・ガードナー」のテキストには"This card becomes an Effect monster"(このカードは効果モンスターになる)という記述がある。
「獣人アレス」のテキストの記述。獣人アレスの処理はチェーン解決後なので、原文の「チェーンが発生するたびに」という記述を無視してこちらのほうを採用してくれています。また、「チェーン」の定義をチェーンブロックが2つ以上という記述も補足的にしてくれています。英訳のテキストのほうがSpecificに書いてくれてますね。いつもながら恐るべし。
TAKAHASHI, K. 2006.
Yu-Gi-Oh! Sneak Peek Duel Friends 'Till the End!. The United States of America: Upper Deck Entertainment.