2006年05月19日

カードゲームプレイヤーとしてどうあるべきか

はい。また日本語で失礼します。デュークさんの「トゲトゲ神の殺虫剤」という記事を読んでいろいろ考えました。どうもウェブ上では悪口がたえないと、この方も思っていらっしゃるようです。これについて、私なりに議論しようと思います。

まず、個人的に考えたのですがどうも日本人は「勝ち組・負け組み」に人を分けたがっているようです。学歴しかり、富であったり、結婚してるかしてないかであったり、カードで勝った負けたであったりです。確かに、結果的に「勝ち負け」や「得してる人、損してる人」は分かれます。しかしながら、「勝ち組」には「負け組」をさげすむ権利はあるのでしょうか?ないと思います。

たとえば、私は大学でよくTOEICを受けます。実績は今のところ、805点で学年内ではトップですが、上の学年には830、さらには955という人もいます。しかも、一歩国外に出ると私より英語がしゃべれるノンネイティブスピーカーの人たちは五万といます。

わかるでしょうか、上には上がいてきりがないんです。だから、もし私が805点の点数をいいことにTOEICを受けたことのない人や私より点数の低い人を馬鹿にできるかというとそうではありません。

これは遊戯王にもいえます。大会で勝ったからと言って負けたやつを弱いだの言う権利はどこにもないんです。よく考えてみてください。デュエルなんていつでもできます。大会にも特別な大きな大会(選考会とか、世界戦)を除いたら、何回でも出れます。1回、2回の大会で勝ったからと言って天狗になれるとは、いえませんよね。今回勝ったとしても、次は負ける可能性もあります。チャンスは何度だってあるのですから。だから他人を否定することはできないんです。

それに、カードプールは人それぞれです。強いデッキを知っていても、作れないなんて事はいっぱいあります。そういった人々は、今あるカードプールでデッキを作らないといけません。そのデッキは自分が集めたカードで考え出された「魂のデッキ」です。その「魂」を否定する権利は誰にもないのです。

別にカードで負けたからと言って命を取られることはありません。人間性を否定されるいわれはありません。卑屈になる必要もないんです。次に備えて反省し、一生懸命やればいいんです。
そして、勝ったからと言ってまけた側を馬鹿にする権利はありません。確かに名声はもらえますが、名声を受けている側が他人を馬鹿にするようですと、その名声も廃れます。
さらに、いざ自分が負けた後に100倍馬鹿にされるのは明確でしょう?なぜなら、自分「だけ」が他人を馬鹿にする権利をもっているということなんてないからです。他の人が、状況によっては自分を馬鹿にする危険性はいくらだってあるんです。だから、お互い軽蔑しあうのはいけないんです。

ですから、こういったいがみ合いをなくすには、勝った側もまけた側も「よいプレイヤー」であるべきです。ではよいプレイヤーとはどういう人らなのか、個人的な意見を述べたいと思います。

まず、私はよく負けますので敗者側の考えを述べたいと思います。英語のイディオムで"Keep your chin up!"という言葉があります。これは辞書の意味ですと「元気を出せよ」という意味の励ましの言葉です。

しかし、うちの学校の前のクラスの先生がすごく良いことをおっしゃっていました。この言葉はスポーツで負けた側に言う言葉でもあるそうです。その言葉の真意は「よい敗者であれ」という意味です。「よい敗者」は負けた後も顔をうつむけず、正々堂々としています。"Keep your chin up"を文字通り訳すと、「あごを上げたままにしなさい」と言う意味ですよね。それから転じて「顔をうつむけず正々堂々としていなさい」という意味なんです。
そして、同時に「よい敗者」は負けたことに対して、不平不満を言いません。相手をリスペクトします。そして、なぜ負けたのかを考え、次の勝負に備えます。これが「よい敗者」というわけなんです。

そして、勝者側も「よい勝者」であってほしいです。本当に強いスポーツ選手は負けた相手もリスペクトします。少なくとも、今の遊戯王界のTPのように「弱い」とか、ましては「死んでも良いやつが多すぎる」なんて言いません。カードゲームはスポーツ的な側面を持っています。なぜなら、そこには人と人が向かい合って、真剣勝負をしているからです。こんなこという連中はスポーツマンシップに反しているではありませんか。いくら実力があったとしても、意味がありません。

それに、もしこの意見がまかり通るのならば、私はTOEICの点数とかその他他の勝っている面で、その人らを軽蔑します。「お前遊戯王強いけど、TOEICの点数低すぎるよ。雑魚だね〜」とかいって。

そうされるのは誰だって嫌なはずです。だから、相手を軽蔑するなんてことはやってはいけないんです。

人間、いいところもあります。悪いところもあります。それが複雑に折り重なって「人格」を形成しているんです。それを否定する権利なんて誰にありますか?

ですから、遊戯王プレイヤーの皆さんには「よいプレイヤー」であってほしいです。国外プレイヤーは相手を軽蔑する人はいませんでした。だから、気づけたことでもあるんですが。少しでもこういったプレイヤーが増えてくれればもう少し日本の遊戯王の世界は楽しくなると思いますので、意見を言わせていただきました。
posted by ブラック・マジシャン at 15:15| シドニー | Comment(9) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月14日

トッププレイヤーのあるべき姿

今日は、楽しみにしていたEOJのシールド戦に出場しました。とても楽しかったんですが、とてもがっかりして、それ以上に感動したことがありました。感動が醒めないうちに、早い目に記事にしてしまいます。

私はトップがミドル・ボトムを引っ張れていないのではと、なつきさんとコメント欄で討論しました。トッププレイヤーのあるべき姿を漫画にあると言いましたが、そんなの幻想だなんていう人もいるでしょう。だからそういった人に対し、私は反論します。

大会の合間に、いつも来ているシドニー代表選手がカードを整理していたんですが、彼がパックからあけていたノーマルカードをぐちゃぐちゃにしていたんです。で、「このカードいらないから、リサイクルのためにバケツに入れるよ」(この国では要らない紙をリサイクルするためのゴミ箱があるのです)といってカードを捨てていたんです。でも、それはリサイクル用のバケツではありませんでした。いけっち店長がいたら、間違いなく怒っていたでしょう。まだ、折れを直せるやつがあったので、私が折れを直してもらっていきました。

私はがっかりしました。昨日おとといと、ものすごい量で記事を書いた後だったのでなおさら。結局どこのトッププレイヤーも同じなのかと思っていました。しかし、ちょっと考えました。ここで終わっていいのかな。もしかしたら、何かあるかもしれない。

案の定ありました。彼は、今日4戦中2勝2敗だったのです。彼は常にプレイングを大事にしていましたから、たぶん納得のいかないプレイングをし、負けたんでしょう。

いけっち店長のように怒れない私は別の手段を考えました。彼はいつもなら、とてもフレンドリーだしいい人だったのでなおさら怒れなかった。しかし、怒らないと信頼できる友達をなくしてしまう。
彼はここではもう大人です。直接、怒らないで彼に「君は間違っているよ」というために、使えるノーマルカードと要らないノーマルカードに分けていた彼にとっさにこういいました。

"If you throw away your needless cards, would you mind giving it to me?"(要らないカードを捨てるんだったら、僕にくれないかい?)

彼は分け終わっていたのでその折れていないカード(6枚くらい)を私にくれました。そして、聞き取れなかった部分もあったんですが、彼ははっきりと"I was annoyed."(イラついていた)といっていました。たぶん、私の「含意」を汲み取ってくれたんだと思います。
とっさにこの行動が取れてよかったなと思いました。後から考えると、わざわざ「要らないカードを捨てるなら」と言って裏の意味を出せたのは、語用論で含意(言葉の裏にある別の意味)の勉強をしていたからでしょう。成績は良でしたが、助かりました。

しかしながらその後も、まだわかってくれたのかなあと半信半疑でした。ちょっと課題があるので今日は早めにおいとましようと思い、彼に挨拶して帰りました。いつもどおり、がっちり向こうが握手を求めて、来週また会おうって言ってくれました。

帰りにお昼どうしようかなあと思っていながら町を歩いていると、Round3でデュエルした10歳くらいの子とその友達が「Subwayでお昼一緒に食べようよ」と言ってきました。ちょうどおなかがすいていたので、一緒にご飯を食べました。彼らとっても親切で、これはおいしい、こうやって注文するんだよって私にどんどん教えてくれたんです。

ご飯を食べながら、日本の話をしたりして楽しんでいました。代表選手のことが気になったので、彼らにこんな質問をしてみました。

「代表選手の人のこと、尊敬してる?どう思う?僕はとってもいい人で、尊敬できると思うんだけど」

私は、このときモヤモヤを感じながら質問しました。しかしながら、彼らははっきりとこういいました。"He is pretty good."と。理由を聞くまでもなく、どんどん理由をくっつけていきました。「困っていたら助けてくれる」「誰とでもゲームしてくれる」「彼のデッキ構築はすごい」「彼のプレイングはすごい。こっちの手札が1枚か2枚なのに、彼の手札はいっつも5枚あるんだ」などなど。

私はこうも言いました。

「そうなんだ。日本の強い人はたまに、負けた人を馬鹿にする人もいるんだけど」

彼らはなんと言ったと思います?「彼はそんな事しないよ。他の人もそうだし、僕らも彼のようになりたい」

私、このとき感動で泣きそうになりました。こんな感じになったのは初めてです。

そして彼らは私にこういってくれました。「またゲームしようよ。今度、地方大会もあるしさ。 もし、カードが足りなかったら僕らのカード貸してあげるよ」

私、このとき胸がいっぱいになりました。大人ですから、子供の前で泣くのは格好悪いので心の中で泣いていました。彼はすごいです。見事にボトムプレイヤーを引っ張っています。彼自身が気づいているかどうかは、わかりませんが。実際、子供らのデッキは強いです。その子らは同じ年代の間でも強いほうで、私の表遊戯デッキを帝でボッコボッコにした子もいたんですが、弱いからと言って馬鹿にし、その子や私を仲間はずれにはしていませんでした。むしろ、仲良くしてくれていた。トーナメント志向のコンセプトなのは、上の年代から学び取ってるんだと思います。

そして、彼らにもう一言言いました。「君らはこのゲームがすきかい?日本人のプレイヤーの何人かは、どこかでこのゲームを馬鹿にしてるんだ。たぶん、周りの人にやってると知れたら笑われるからだろうけど・・・。」

彼らは「親はたまに、怒ることはあるけど、別にいいじゃん。代表選手は格好いいし、ゲームが楽しいし。このゲーム好きだよ」って。

あー、もうなんていい子らなんでしょう。人間が好きになりました。日本人プレイヤーも見習ってほしいですね。

おそらくですが、これがこの地方でこのゲームが人気な理由なんでしょう。実際、カードは高いですが大会に出るために月に大体35ドルしか使っていないそうです。どうやってカードを集めているかというと、パックで当てたカードを売ったり、トレードしたりで入手しているそうです。個人売買しているのに、何も起きないのはみんなが純粋にゲームを楽しみたいからなんでしょうね。

はっきり言って、今日の出来事は感動しました。最初にがっかりした分なおさら。確かに、彼がカードを捨てたのは悪い事実です。しかし、良い所がそれ以上にいっぱいありました。人間一度の失敗では、その人の人間性は判断できないと思います。それは日本人にだって言えるはず。おそらく、彼は自分の失敗に気づいています。来週彼に会ったら、彼をほめたいですね。もし、いらんカードがあったら捨てようとせずに、店なり他の人にあげるなりすべきと提案してみます。彼なら、わかってくれると思いますから。

これでわかったでしょう?ゲームを根付かせるのは確かに企業の責任でもあります。しかし、我々にも関係はあるのです!
posted by ブラック・マジシャン at 22:21| シドニー | Comment(2) | TrackBack(2) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月13日

EOJシールド戦大会レポート 5月13日

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5月13日にSydney Game Centreで、Enemy Of Justiceのプレリリースが開催されました。集合時刻は10時〜、開始時刻は10時半から。終了時刻は15時半。公認大会で、形式は4回戦のスイスドロー。ジャッジはいつものかたがた。1マッチ40分、エキストラデュエルありの大会です。参加費用は30ドルです。

まず、シールド戦の方式について説明します。プレイヤーは、ジャッジから5パックランダムに支給されます。そして、ジャッジが指示を出したら、15分以内でパックを開けて、与えられた5パック、すなわち45枚のカードからデッキを構築します。融合モンスターは使用できません。また他の人とカードのトレードはできません。
デッキの枚数はぴったり20枚で、後から内容は変えられません。デッキのカードをスリーブに入れて試合ができます。
デュエルですが、いつもどおり8000からスタートします。ただし、デッキがなくなっても負けにはならずそのままデュエルを続行します。

はっきり言って、この方式は面白かったです。プレイヤーが手に入れられるカードはランダムですから、思ったカードが手に入らなかったりしてデッキ構築は思い通りになりません。相手のカードも何が入っているか、予測不可能です。だから、面白い。さらに、プレイヤーは15分以内で限られたカードからシナジーを見つけ出し、デッキを構築しなければなりません。これもかなり難しいです。トッププレイヤーでも、情報を得ていない事がありますから、ほとんどコンディションは一緒。いつもは勝てない人も、意外なコンボで勝てたりしますし、意外なカードが意外な形で活躍します。だから、面白い。日本の店舗も実際に開いてみてはどうでしょうか?

それでは、各デュエルを見ていきましょう。

Round1 vs漫画大好きな人 ××−
最初の相手は、よくカードセンターに来ていて仲の良い漫画好きな人です。あまりに好きなので、紀伊国屋でVジャンプをわざわざ買っている方です。
まず、1セット目はサイバージムナスティクスが強かった。なかなか、倒せないんですけど、ヒートハートでパワーアップした閃光の追放者で何とかしました。しかし、その後からが驚きの連続。光神化で、適当な天使族モンスターを出して、生贄にしてライトニングギア−桜花が出てきました。残念な事に、上級モンスターがいると回りにくいと思っていたので、デッキには入っていませんでした。攻撃力で勝てずに負け。
2セット目も桜花に苦しめられました。起死回生、マクロコスモスを発動したら、紫光の宣告者(バイオレット・デクレアラー)を使われて阻止。負けました・・・。

Round2 vs小学生その1 ×○×
2戦目は小学生の子が相手でした。効果を読み取れず、かなりしどろもどろにカードを出していたようです。情報がないと難しいですね。たまにドローを忘れていたのはご愛嬌。
内容は守備力の高い、乾電池マンやジムナスティクスに攻撃を阻まれました。こっちのデッキにはサイバー・フェニックスがいて、D−シグナルでサーチもしていたのでデッキ切れ。疾風鳥人ジョーを倒せず、負けました。
2セット目はマクロコスモスが早めに発動してくれたので、グランドクロスを2連続で使用。殴り勝ちました。
3セット目。異常事態が発生しました。ゆっくりデュエルをしすぎたために、時間切れ。こっちはライフで負けていたので、エキストラデュエルに突入しました。大急ぎでライフを削りにかかりましたが、300差で負け。

Round3 vs小学生その2 ×○○
いつも、カードセンターで会う小学生の子です。アジア系。同じく、疾風鳥人ジョーとサイバー・ジムナスティクスが活躍。彼、2枚ジムナスティクスがいたので、苦労しました。1セット目は効率よく除去されて負け。
2セット目は、こちらの豊穣のアルテミスや閃光の追放者で押しながら勝ちました。ヒートハートが結構役に立つ。
3セット目は、お互い守備力が高いモンスターが並んでデュエルが進まない状態になりました。しかし、こちらの場にはマクロコスモスとグランドクロスがあって、デッキが切れた後もモンスターを並べてくれたのでグランドクロスを使って全部除去。手札も何もないので、そのままジムナスティクスで殴って勝利しました。
後、この子罅割れ行く斧の使い方がうまくて、自分のスタンバイフェイズに発動し、攻撃力を下げてきました。一回見ただけでこれに気づくとは、センスがかなりいいですね。

Round4 女性プレイヤー ○○−
あまりあわない女性プレイヤーです。その人、フェニックス・ガイを当てていたので見せてもらいました。こっちではフェニックスガイは"Phoenix Enforcer"と訳されています。
1セット目は、なかなか効果がわからなかったようで、ラウンド2と同じく結構しどろもどろ。グランドクロスで除去して勝ちました。
2セット目。H−ヒートハートの貫通効果付与のせいで、守備表示モンスターがいないと発動できないと相手が主張してきました。そこで、公認ジャッジの登場。向こうも、効果を知りませんがテキストを読んで的確に反論してくれました。さすがはジャッジさんです。おかげで勝利。

結果は2−2のトップ20位でした。景品はEOJのパック1つ。参加賞として、EOJのパックが余分にもう一つ、そして週刊少年ジャンプのプレビュー本が配られました。これは、EOJのパック紹介と原作19巻のパンドラが負ける話、そしてプロモーションカードとして、「トゥーン・ブラック・マジシャン・ガール」が手に入りました。
そして、耳寄り情報。世界に8枚ながら、「収縮」が英語化されました。よって、世界戦で収縮が使える可能性が出てきました。アッパーデックもカードプールをあわせようとしてくれているのが伺えます。
30ドルで7パック買った計算になります。つまり、一パック大体4ドル。上位に入らなくても5ドルです。1パック8ドルですから、かなり得しています。
日曜日も大会が開かれます。つまり、両方出ればかなり安値でパックを買える計算になります。パックが高いですから、お得ですね。誰でも気楽に参加できる良い大会だと思います。
尚、ラッキーな事に参加賞のパックの中に「ライトニングギア−轟龍」、景品パックに「E−HERO ワイルド・ウィングマン」が入っていました。

全体的に、ライトニングギアが強かったです。マクロコスモスもはやっていましたが、肝心のグランドクロスがなかったり、それがあってもマクロコスモスがなかったりで鬼の強さは発揮できていませんでした。閃光の追放者も意外に簡単に倒されますし、どの道蘇生系のカードがなかったので除外はあまり意味がありませんでした。
しかし、面白かったのはよくブログであんまり使えないよといわれていたモンスターが活躍していた事。電池メンは硬い壁になってジムナスティクスと双璧を並べるし、裏守備は攻撃しない限り何かわからないので、攻撃しないと安心できません。そして、攻撃すると常に反射ダメージを食らう。一部、E・ヒーロー系のカードは単なる紙になってましたが、これは面白い。
D−ヒーローも、特にデビルガイが意外と活躍していたように思えます。(いつ戻ってくるか良く忘れますが・・・)また、幽獄の時計塔が出た人はラッキーでしょうね。グリーンデクレアラーが出ない限り、破壊されにくく簡単に4ターンたって戦闘ダメージなしになりますから。

総評としては、次から2回は出たいくらい面白い大会です。限られた時間とカードプールで、いかにカードを見極めてコンボを考えるか。こういったことを考えているから、カード資産がなかなかなくても海外プレイヤーは結構強いんだと思います。相手のデッキも予測が難しいので、なかなか面白いですよ。
尚、EOJの正式リリースは2週間以上後だそうです。

以下5パックの内訳(どれがどのカードか当ててみましょう)
posted by ブラック・マジシャン at 21:32| シドニー | Comment(2) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月11日

日本人プレイヤーのこれからの課題

昨日まではコナミ側の問題点を、アッパーデック社と比較しながら議論しました。コナミ側にはかなり改善しなければならないことがたくさんあります。
しかしながら、我々プレイヤーにも同じくらい改善しなければならない点があると思います。今日の記事はそれについて議論しようと思います。少しショッキングな出来事があって、かなり口が悪くなるかもしれません。もしかしたら、全日本の遊戯王プレイヤーを敵に回しかねないでしょうが、その覚悟でヒット数が高い今のうちに言っておこうと思います。
私は、日本の遊戯王の問題の記事2つを使って、問題点を指摘しプレイヤーがどうあるべきか語りました。幸いなことに、その1は良判定、その2のほうが優良をいただいたので、わかってくれている方はわかってくれると信じてこの記事を書きます。

私はネットが不安定ながら、デュエルオンラインサーバで、今後どうすべきか相談しようと思っていました。何人かは、話に乗ってくれたのですが、残念なことに私がたくさんの記事を使って書いたことがあまりよくわかっていなかったようでした。

ある方がこういいました。
「ブラック・マジシャンさんの記事はとても参考になったが、逆にこのような環境下では世界大会に向けてがんばろうという気がなくなった。世界には目を向けずに、我々は自分のことだけを考えればいい。地元での明日の勝利を目指したほうが合理的である」
「別に世界戦で日本が勝たなくたっていいじゃないか。自分たちには関係ないし」
「仮に外国人プレイヤーがやってきても、相手にしなければ良い。なぜならルールが違うのにデュエルするメリットはないから」
「日本でカードゲームがステイタスになるのって何百年先でしょうかね?」
「カードで友達を作るって何かいやだな」
「外国の遊戯王と日本の遊戯王は別ゲーム」

私はこの発言を聞いてがっかりしました。特に、ネット界で重鎮と呼ばれ常識を作るぜとおっしゃてる方や、その取り巻きの方からこのような発言を聞いたからです。こんな発言を遊戯王の「日本の常識」にさせるわけにはいきません。そんな常識ぶっ壊してやると思ったので以下に反論を書いていきます。

もう一度言います。勝ち負けも大事ですが、それよりも「人間」を見てください。遊戯王はいまやインターナショナルなカードゲームです。日本国内でも大会を通じて知らない人と向き合えます。友達になれます。さらに、トップ層になって世界戦に出れば、それが世界規模に広がるんです。それに、世界大会に出られなくたって外国に行けば、言葉は通じなくても、いろいろな人と友達になれるきっかけを与えてくれるすばらしいものなんです。カードセンターに韓国人の人がいて教えてくれたんですが、日本のお隣の韓国でも遊戯王は、人気です。この国はかなりリーズナブルな値段で旅行できますよね。そんなに遠い世界の話じゃないんです。その人と友達になれました。また対戦しよう、トレードしようって言ってくれました。韓国語を勉強していた私には、それがすごくうれしいことでした。
そのほかにも、中国、インド系、そして黒人や白人の人と人種を超えてゲームを楽しんで仲を深められました。顔が合えばいっつも挨拶してますよ。それだけこのゲームには値打ちがあるんです。

しかも、今年は世界大会はどこで開かれますか?日本東京の秋葉原でしょう?関東勢の人には行きやすい場所です。それなのに、外国人がやってきてもシカトしようとは、どういう了見ですか?その人たちを差別する気ですか?
外国のカードゲームプレイヤーは日本にあこがれています。特に、こっちの代表選手の人が「日本の秋葉原はいいところ。日本人は良い人多いね。すばらしい国だよ」って言ってくれて、私は日本人でよかった、遊戯王を7年間続けてきて良かったと思いました。
しかし、同じ国籍の人間からこのような発言を聞いて恥に思いましたよ。遊戯王やってることより、そのほうが遥かに恥ずべきことです。こっちの国に来て2週間くらいたってから、「日本人とはいったい何なのか?何が良いところなのか?」と毎日自問自答しています。昨日のこの出来事で私はさらにわからなくなりました。日本にあこがれていた外国人プレイヤーがこんな状況下に置かれて、日本や遊戯王に失望するなんてことは私はごめんです。なぜなら、私は日本とそこで生まれたこのゲームを誇りに思っているから。

二つ目、「カードゲームがステイタスになるのって何百年先でしょうかね?」という発言。あなた方は悔しくないんですか?なぜ、自分から状況を打破しようとしないんですか?私は、このゲームに値打ちがあると発言し、なおかつその証拠を示してるはずです。卑屈になる必要なんてどこにもないんです。
もし、馬鹿にされるのだったらカードキングダムのネットラジオの第2回の聞いてください。いけっち店長はそこでなんと言っていますか?「言い返せ」といってるはずです。
もし今の状況が嫌なら、我々は戦うべきです。戦うといっても暴力で解決するのではなく対話で。世界近現代史を見てください。マーチン=ルーサー=キングJrやモハンダス=ガンディーが黒人解放やインド独立のために何をしてきたか。我々とは規模は違えど、差別・偏見に立ち向かうという本質は一緒なんです。自由がほしければ、なんらかの方法で戦い勝ち得てるはずです。彼らは非暴力を唱えかなり苦労していましたが、結局はどちらも成功に終わっています。(残念なことに二人とも暗殺されましたが)我々は、カードが楽しいから、すなわち価値があるからやっている。そう思っているならできるはずです。

ここの人は遊戯王が楽しい、価値があるといってくれています。他のカードゲームプレイヤー同士でいざこざもないし、一人ひとりが考えを持っている。他の非ゲーマーの人も、「カードやってんねん」って言っても馬鹿にするような人はいません。
現地人に言わせると、この国の文化はLazyだそうです。仕事を早く切り上げて、週末には自分の趣味で遊びまくる。うちらから見れば怠け者ですが、それが楽しみなお国柄なんです。それに楽しみ方は人それぞれってわかっているようで、別に違法行為ではなければ何も言われません。

しかしながら、日本人プレイヤーは強ければ強くなるほど卑下している。すばらしい実力があるのにもかかわらずです。もし、このような状態がずっと続けば"Yu-Gi-Oh! Trading Card Game"に未来はあっても、「遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ」には未来はありません。

そしてもうひとつ。「カードで友達作るって嫌だな」って発言した人。その発言は今までカードでできた仲間を否定することにはなりませんか?その人は、私がDOを始めたころから知っていまして、結構関東のオフ会にも出ているようでした。そこで、仲の良い友達ができてるはずです。別にリアルで会わなくても、ネットで親しい人はいるでしょう?それは何で知り合えたか、わかっていますか?このゲームのおかげのはずです。なのに、こんな発言をするということは、その程度の仲に過ぎないということですか?そうではないはずです。もう一度、よく考えてみてはいかがでしょうか。

最後に、違うゲームとおっしゃっていますが、そこまで違っていません。国外でも国内でも大まかなルールは変わりません。個々の裁定が少し違うだけです。

見つけた違う裁定
見習い魔術師
これはコメント参照でお願いします。

ワタポン
施しで二枚捨てた後、手札から特殊召喚が可能です。任意効果ですから、矛盾するんですけど、公式サイトの項目にありました。日本では調整中だったと思います

大体見つけているのはこれくらいです。まだまだあるかもしれませんが・・・。私は公認大会に出られない、トレードしにくいとは言いましたが、フリーデュエルができないとは言っていません。大本は変わらないので、別ゲームとはいえないのです。

コナミの無能さも日本が勝てない要因でしょうが、仮にそれが改善されたとしてもこんな根性だと日本は勝てないと思います。アッパーデックに販売権を譲ればいいと私は考えましたが、このままでは日本の遊戯王は外国のYu-Gi-Oh!になってしまってアイデンティティを崩壊させてしまいます。たとえるなら、黒船来航並みの危機です。

だからこそ、私は提案します。日本は、プレイヤー同士で議論し、結束すべきです。特に、ポータル・フロンティア・ニュース・認定・YPRなどなど、すばらしいサイトがあるんですからお互いうまく提携して、情報を交換し合い、国外の情報も取り入れるべきです。さらに、先進国側としてどんどん発言するべきです。
しかも、ネットプレイヤーの人は大体ブログを持っています。ブログはブログ間同士での議論が円滑にできるこれまでにない情報発信装置のはず。なのに、自分や友達のブログに引きこもってばっかりでは、その真価は発揮しているとはいえないと思います。我々は互いに議論し、切磋琢磨してスキルを磨いていく必要があると思います。
残念なことに、ニュースは最近更新がないし、フロンティアはいざこざがあって関東勢と仲が悪い状況です。デュエルオンラインもデュエルオンラインで、初心者と常連がいがみ合ってる。このいがみ合いは同じプレイヤー同士なのに、何かおかしいと思いませんか?
チームの活動も活発ですが、あのチームは弱い、ここはレベルが低い、身内とやっていたほうが良いという発言もよく見かけます。こんな排他的な状態では良くないでしょう。たまにチーム間でもいがみ合ってるときがあります。これでは烏合の衆です。ただ自分の安心できる人と群れているだけです。

残念ながら、私はいろいろあって何の実績も残せませんでした。デッキ理論も打ち立ててないし、トーナメントには出ていない。カードはそろわない。関東勢は実績があって、しかも仲良くて楽しそう。それがとてもうらやましく、そして悔しい思いをしてきました。来年には、教員採用試験が控えています。今は国外にいて、国内でナンバー1を目指すぜということはできません。私にはもう時間がないです。しかし、この記事で遊戯王プレイヤーの考えを少しでも変えられたら、私のブログが日本と世界のプレイヤーとの架け橋になればと切に願っています。

この記事に対する反論、意見などお待ちしています。このゲームの花を咲かせるのは我々ユーザーです。企業間の提携には口は出せないかもしれません。しかし、我々は程度の違いはありますが、遊戯王が好きなはずです。我々はもっと考えるべきです。
posted by ブラック・マジシャン at 22:52| シドニー ☁| Comment(11) | TrackBack(5) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月10日

アッパーデック社メンバーシップ規約概説

最近の遊戯王関連のブログの記事を読むに、マナーに関する論議が話題を呼んでいます。しかしながら、コナミ側から提供されるプレイヤーの取るべき態度が具体的ではありません。そこで今回は、アッパーデック社が配布しているメンバーシップポリシーを元に、海外ではどのような態度が求められているのかを書きたいと思います。

プレイヤーの取るべき態度
・Know and follow the most current and applicable TCG rules and UDE tournament policies.
・Follow instructions of any judge or tournament official.
・Ensure they only register for one UDE membership number.
・Act in a sporting and respectful manner at all times.
・Act responsibly and professionally while at, or near, the tournament site.
・Clearly communicate each move that they make during game play.
・Keep their hands and cards above the table during matches.
・Notify an opponent if he or she fails to follow any game rules or incorrectly tracks game score or life totals during a match, regardless of whom the error benefits.
・Avoid talking to any spectators during a match.
・Avoid swearing or using inappropriate language or gestures.
・Avoid wearing inappropriate or offensive clothing.
・Avoid making offensive comments to any player or official.
・Avoid insulting opponents or opponents’ strategies and play skills.
・Maintain accurate birth date and contact information for his or her UDE membership account.
・Maintain an accurate tournament rating. If a player notices anything unusual or incorrect about his or her rating, he or she must email ude@upperdeck.com immediately.

大まかに訳すと、「プレイヤーは最新のルールとポリシーを知っておくこと」「ジャッジには必ず従い、スポーツマンシップにのっとった礼儀正しいプレイを常に心がけること。」「マッチでは、他の観衆に話しかけない、適切な言葉遣い・服装で臨むこと」「相手の戦略やプレイスキルに干渉しないこと」「対戦相手がミスを犯していないか常に注意しておくこと」が明記されています。

観衆のとるべき態度
・Act in a sporting and respectful manner at all times.
・Act responsibly and professionally while at or near the tournament site.
・Follow the instructions of any judge or tournament official.
・Notify a tournament official immediately if a player is observed failing to follow any game rules or incorrectly tracking game score or life totals during a match, regardless of whom the error benefits.
・Avoid standing close to tables or crowding walkways.
・Avoid talking to any players during a match or speaking loudly close to a match.
・Avoid swearing or using inappropriate language or gestures.
・Avoid wearing inappropriate attire.
・Avoid making offensive comments to any player or tournament official.

これも大まかに訳すと「スポーツマンシップにのっとった礼儀正しいマナーで振舞うこと」「会場付近でも同様の態度で振舞うこと」「ジャッジと主催者の言うことは聞くこと」「プレイヤーがルールミスを犯している場合はジャッジに速やかに報告すること」「通路やテーブル付近でたたないこと」「ジャッジ・主催者・プレイヤーに対する攻撃的な発言はしないこと」が明記されています。

この条文を見てもらえばわかりますが、カードゲームはスポーツみたいな感じであるというのがわかります。それはプレイヤーはもちろんのこと、観客にも求められていることなのです。すなわち個々人の礼儀正しさであるとかがどれだけ重要なことか。海外プレイヤーがどれだけ、マナーに気を使っているかがわかります。よく考えてみると、飲食が認められているにもかかわらず(というかお店がお菓子やジュースを売ってる)、デュエルスペースにはごみはほとんど落ちていないし、油断は大敵ですがカードの盗難もめったに起きていません。

それに比べると、日本人の態度の悪さが如実にわかりますね。気まぐれ共同組合の管理人さんと前話をしましたが、彼が大会に出たときの観衆の態度があきれたことにものすごく悪かったそうです。荷物は道に置く、プレイヤーに対して悪口をいうとか散々だったそうです。
われわれ日本人はカードゲームは一種の「スポーツ」であるということを認識すべきです。クラブに入っている人はわかると思いますが、挨拶とか礼儀とか顧問の先生は厳しくいいますよね。それはこういう理由があるわけです。

シャッフルに関しての規定
コナミのルールでは過度のシャッフルは禁止されていますが、アッパーデックでは次のような規定があります。

To guarantee fairness, each player must ensure that his or her deck is thoroughly randomized before presenting it to an opponent at the start of any game. Players are encouraged to mix several different shuffling methods, such as pile shuffling and riffle shuffling, as they randomize their decks. Once a player thoroughly randomizes his or her deck, he or she must present it to the opponent, and the opponent must shuffle the deck for at least ten seconds to further randomize it. Presenting your deck to your opponent implicitly states that you have thoroughly randomized your deck.

Players may not pre-set or sort their decks in any specific order before shuffling. Stacking a deck or illegally manipulating the order of the cards while shuffling is considered cheating.

Players are expected to shuffle quickly. Players are limited to 30 seconds of shuffling during a game and two minutes of shuffling between games.

Players are expected to shuffle carefully. Players must shuffle in a manner such that they cannot see the bottom of the deck while shuffling. Players must ensure that no cards are damaged while shuffling their opponent’s deck.

(公平を期すために、互いのプレイヤーは必ずゲーム開始時に相手に渡す前に、デッキの配列を徹底的に無作為の状態にしなければならない。プレイヤーには、デッキを無作為の状態にするために複数のシャッフルを組み合わせること(たとえばリフルシャッフルをやってパイルシャッフルをする)を推奨する。プレイヤーは自分のデッキを無作為の状態にしたら、対戦相手に渡して対戦相手は最低10秒さらに無作為の状態にするためにシャッフルしなければならない。自分のデッキを相手に渡すことは、対戦相手に自分のデッキを徹底的に無作為の状態したと暗黙のうちに宣言したことになる。プレイヤーはいかなる一定の順番になるようにシャッフルしてはならない。シャッフル中のデッキの積み込み・デッキの操作は、不正行為とみなされる。

プレイヤーはシャッフルをすばやく行わなければならない。プレイヤーはゲーム中でのシャッフルは30秒間、ゲームとゲームの間でのシャッフルは2分間に制限される。

プレイヤーは慎重にシャッフルしなければならない。プレイヤーはシャッフルしている間デッキのそこを見えないようにするというマナーの下デッキをシャッフルする。プレイヤーは対戦相手のデッキをシャッフルしている間、カードが痛まないようにする。)


これが、アッパーデックのシャッフルに関するルールです。国外ではこのように具体的な指示が与えられています。コナミルールではここまで規定はありませんが、これを参考にしてみてはいかがでしょうか?どこでも通じるというわけには行かなさそうですが。

これから、コナミに求められることは遊戯王を競技としていかに確立させるかが問題だと思います。今後慎重にアッパーデックと協議をしていって、競技の遊戯王を日本でも確立させていってほしいです。
posted by ブラック・マジシャン at 00:00| シドニー | Comment(5) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月09日

世界のルール事情と日本人が取るべき対応

最近、タレコミ板で当ブログの記事が優良とされていて、ヒット数がうなぎのぼりで、非常にうれしいので今日はもうひとつ記事を書いてしまいます。本当は昨日の記事も「未来記事−フューチャー・アーティクル」を発動して時間改ざんを行ったやつなんですけど。

で、今回話をしておきたいのがルール関連です。日本ではルールがわかりにくく、調整中だらけなんですが、こちらでは大会でトラブルをほとんど見かけません。それは前に紹介した公認ジャッジのおかげというのが第一印象。
そして、驚いたことにシドニーのほとんどの上級者は優先権を完全に熟知しています。英語では優先権をPriorityと呼んでいまして優先権を利用したプレイングも上級者の間では日常茶飯事です。電話での質問はあまりやらないらしいですが、その代わり公認ジャッジに聞くというのが一番の方法のようです。

後、昨日の記事で書き忘れていたので書いておきますが、要綱には「不快なプレイ云々」の件はありませんでした。別ファイルでメンバーが取るべき態度をものすごい量で書いています。ジャッジ・運営者・観戦者の取るべき態度も明確に書いてあります。(これは別記事で紹介しようと思います)
コナミのマナー云々の取り組みはジャッジ任せですが、あきれたことにそのジャッジは公認ジャッジではありません。すなわち、マナー云々のルールが具体的でなくしかも安定していないわけです。
ちなみに、アッパーデック社はすごいことをやっています。なんと、規約違反を犯したプレイヤーの本名とID、国籍、違反内容を公開しています。(証拠)国外はマナーに関してかなり敏感なわけです。

そして、アッパーデックも非常に優秀です。学校のパソコンから最近私の学校でやる速読の練習がてら海外の公式サイトを読んでいったのですが、ルールに関して非常に優秀。
日本は最近、公式データベースを運用していますが、こちらではまだ未稼働です。ただし、FAQが豊富においてあってABC順で個々のカードの裁定がおいてあります。前の記事のコメントの裁定もそこに載っていました
そして、一番すごいと思ったのはエラッタの全掲載です。日本では、テキストが変わってもそのテキストを発表してくれません。ヴァリュアブルブックのようなカードカタログがあるのにもかかわらずです。
一方、海外では確実に載せています。しかも、pdf方式でダウンロードも可能です。ちゃんと、どのエキスパンションに入っているか、もらさず記入しています。恐るべし。
海外でも致命的なミスはあるようです。たとえば、アマゾネスの格闘戦士の攻撃力を間違えてたり、カード名を間違えていたり。そのような訂正も行っています。
そして、一番驚いたのは海竜神の怒りのストラクチャーデッキの「ネオ・ダイダロス」がミスプリントであったこともきちんと伝えています。どうやら、これはコナミのミスらしく、ちゃんとしたプリントのカードと交換も受け付けていることを書いています。しかも、郵送のみならず正式なイベントに行っても交換してくれるみたいです。この涙ぐましい営業努力がなんともいえません。

さらに、Advanced FAQでは、とってもややこしい「任意効果」の発動タイミングや誘発効果の同時起動のときどうするかという説明も、きっちり行っています。しかも、例まで入れてくれています。われわれの間では、ユーザーが事務局に電話をして、そのややこしい裁定を聞き出してブログなりHPに載せて知りえている情報ですが、国外ではそんなことをする必要がない。公式HPがかなり充実しているのがわかります。

おそらく、公式データベース稼動でこの問題は徐々に解消されるでしょうが、アッパーデック社に比べると今のコナミではサポート不十分です。世界戦におけるルールの違いが取りざたされていますが、これだと私はアッパーデック側を応援してしまいそうです。

では、日本のユーザーはどうすべきでしょうか?

答えは簡単で、要はこちらもこのFAQを利用すればいいと思います。つまり、国外と国内の裁定を両方とも調べていくわけです。コナミがアッパーデック側とルール調整を行うには残念ながら時間がかかるでしょうから、ユーザー側で国外の裁定も知っておく。そうすれば、いざ世界戦で戦うときもあわてる必要はありません。デュエルは情報戦ですが、国外の情報も入れていくわけです。

英語を読むのが大変だと思います。だから、学校の英語の授業を大事にしてください。単語のレベルは高校1年生くらいの子が辞書を引きながら読んでいけば多少時間はかかるものの、まあ何とかなるかなというレベルです。それにカードに対する背景知識がわれわれにはありますから、読んでいくうちに何が書いてあるのか次第にわかっていきます。学校の英語のリーディングの練習にもなるし、一石二鳥ですね。
それに、わからなかったらメールでの質問受付もやっているようですので、英語の文章で質問してみてもいいかもしれません。カードもできて成績優秀だったら、学校でヒーローですよ。

この状況をかんがみ、本気でコナミしっかりしろと思ってしまいました。いけっち店長も言ってますが、カードの売り方は非常に良くて初心者でもすぐに始められる環境は整っています。アニメも面白いですし、カードバランスも昔に比べてだいぶ良くなりました。人気が根付いているのですから、これくらいのサポートは努力しだいでできるはず。
これからのコナミの改善に期待をしたいと思います。
posted by ブラック・マジシャン at 19:16| シドニー | Comment(2) | TrackBack(1) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アッパーデック社大会要綱概説

アッパーデックの公式サイトを覗いてみると、大会要綱をWordで配っていました。興味があったので、読んでいたんですけど、コナミよりしっかりしています。まず要綱がワード形式で配されているから、おのおののプレイヤーがそれを保存しやすくプリントアウトが容易です。これはお店側にも有効で、会社側がいちいち冊子にして配布しなくても、お店側が何部かこの要綱をプリントアウトして用意して店においておくだけで、ネットをやっていないプレイヤーにも大会の要綱を広められるわけです。会社側の予算も浮くから、めちゃくちゃ効率がいい気がします。この間、大会運営にあたってる方からの書き込みがありましたが、それに対する明確な方針の答えになっています。コナミもこうすればいいのに。

読んでいると結構面白いので、今日は大会要綱を元に日本と違う点を解説したいと思います。

大会形式
要綱によると、公認大会には次の4つの形式があります。

Traditional Constructed Deck Format→禁止カードなしの大会形式

Advanced Constructed Deck Fromat→日本と同様の制限方式

Sealed Deck Format→シールド戦方式。プレイヤーは複数のパックを開けて、その中からデッキを作る方式

Booster Draft Format→ブースタードラフト戦方式。プレイヤーはパックを開けて、カードを選んだ後に、そのパックをテーブルメンバーに回してデッキを組み立てる方式。

日本と違って、ジュニアルールがありません。その代わりに、Traditional Constructed Deck Formatがジュニアルールにあたるようです。
また、公式にブースタードラフトが行われています。これによって、新しいエキスパンションが出たときにお店が大会を主催すると儲かるわけですね。日本のお店も開いてみてはいかがでしょうか?

公式カード
要綱によると、発売されたカードは世界各地で同時に公式カードになるそうです。たとえば、北米で新しいエキスパンションが出てカードがリリースされれば、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどなどすべての国で使用可能になるというわけです。ただし、アジア圏を除きます。

アジア圏のカードについては公認大会では使用できません。すなわち、日本語、中国語、韓国語、そしてアジア版英語カードは使用できません。その他、神のカードも使用不可ということが記されています。

アジア圏のカードが使用不可能ということは、アジアから来た外国人プレイヤーが公認大会に出ようと思ってもなかなか難しいのがわかります。アジア版のカードも使えないというのは、こちらの予想を大きく上回っています。「ワールドスタンダード」のキャッチフレーズが聞いてあきれますね。
これは個人的な推測ですが、アジアはコナミが取り仕切っていて、そのほかの地域はアッパーデック社というように、カードを出している大本が違うからこのようなズレが生じるのだと思います。(韓国版カードはどこが出しているのでしょうかね。)
ちなみに、中国語のカードは今のところ出版されていないそうです。要綱の中にThere is no such thing as an authentic Chinese Yu-Gi-Oh! card. They have never been printed, except as fakes.という記述があります。中国語のカードはフェイクの可能性が高いので注意しましょう。

偽カードについて
4月1日施行の大会要綱ですが、きっちり偽カードについて注意を促しています。公認大会では当たり前ですが、プロクシカードおよび偽カードは使用できません。

尚、偽カードの具体例を載せています。これは当ブログで扱っていた偽カードと同じことを言っていますので省略。

公式で使用できるカードのエキスパンションシリアル
要綱に、わざわざ使用可能なエキスパンションのシリアルをすべて載せていてくれています。マクドナルドやトーナメントパックなどのプロモーションカードのシリアルももらしていません。また、今後使用可能になるエキスパンションも載せてあります。ちなみに、アジア外の今後の展開は以下のとおり

Invincible Fortress becomes legal for premier events upon its release.(SD7のカードはリリースされた初日から使用可能)

Enemy of Justice becomes legal for premier events on June 1, 2006.(EOJは2006年6月1日から使用可能)

Power of the Duelist becomes legal for premier events on September 1, 2006.(POTDは2006年9月1日から使用可能)

この記述でわかることは8月に行われる世界戦で使えるカードはEOJまでで、アメリカで発売されているものというわけですね。もし、国外選手権に出ようと希望するのならば、POTD以降のカードを使っていないデッキの構築も入念に行っておく必要があります。また、国外のメタも海外のサイトを巡回して研究しなければなりません。つまり、本気で遊戯王をやろうという人はかなりやることが多くなるわけです。ついでに英語力も必要になってくる。

ループ処理
禁止カードも大会で使えるフォーマットのある国外では、ループに突入した処理を次のように行うように指示しています。

In the event that a game enters a loop, the player controlling the loop must demonstrate it once. That player then chooses a number, and unless the opponent wants to stop the loop at any time to play something in the middle, the loop goes through the chosen number of cycles.
(ゲームの最中にループ現象が起きたときは、ループのコントローラーのプレイヤーはそのループ処理を1回行わなければならない。その後、そのプレイヤーは回数を指定し、対戦相手が途中で何かループをとめるためにカードをプレイしたくなければ、そのループは指定された回数分だけ行われる)


訳をしていて、わけがわからなかったんですが例を出してくれています。それがこちら。

Kevin has “Butterfly Dagger - Elma,” “Gearfried the Iron Knight,” and “Royal Magical Library” in play. He demonstrates the loop once, equipping “Butterfly Dagger - Elma” to “Gearfried the Iron Knight,” causing “Butterfly Dagger - Elma” to be sent to the Graveyard and then to his hand. He also adds a Spell Counter to “Royal Magical Library” because he has played a Spell Card. He states that he wants to perform this loop 600 times and will draw his whole Deck unless his opponent does something. Robert has no effects to stop the loop, so Kevin is able to draw all the cards in his Deck.
(ケビンは「蝶の短剣 エルマ」、「鉄の騎士 ギアフリード」、「王立魔法図書館」をプレイしています。「鉄の騎士ギアフリード」に「蝶の短剣 エルマ」装備し、「蝶の短剣 エルマ」を破壊して墓地に送って手札に加える処理を1度行います。同様に魔法カードが使用されたので、「王立魔法図書館」に魔力カウンターを載せる処理を行います。ケビンは相手が何もしないのならば、彼は600回その処理を行い、デッキのすべてのカードをドローしたいと宣言しました。対戦相手であるロバートにはそのループを止められる効果がありません。よってケビンはデッキのカードすべてをドローすることができます。)


上の例は禁止カードが使われているので、見かけないでしょうけど、今のところループ現象が起きそうなのは「暗黒のマンティコア」×2+「生還の宝札」のコンボですね。国外ではこの現象を上のように処理しているそうです。

次回要綱の発行
この要綱は、2006年4月1日より施行のものです。新しい要綱は2006年10月1日より前に発行されるとのこと。混乱を避けるために古い要綱はそのつど削除するよう書いてあります。

次回要綱の予告もきっちり行っています。尚、最新の要綱はhttp://www.ude.com/policyにて確認できます。題名にもちゃんと2006年10月1日まで有効とあります。その日までに新しい要綱を出すというのをきっちりと予告しているのが好感をもてます。

コナミと違って、アッパーデックはインターネットをうまく活用してトーナメントプレイヤーすべてにこの要綱を普及させようという意気込みが感じられます。コナミもこの会社を見習ってほしいです。
トーナメントの情報交換に熱い遊戯王フロンティアや遊戯王ニュースでも、こういったシステムにしてほしいという要望は出してほしいですね。また、公認大会を行う運営者側もコナミに積極的に意見を出すべきです。

ちなみに、ホビーに詳しい帝国劇場別館さんによると、アッパーデック社はアメリカではマジックの配給もとのWOC社と肩を並べるほどの大会社だそうです。ここまでまじめにやっているのもうなずけます。ちなみにこの会社、こちらでは日本でいうところのガンダムウォーみたいな位置づけのカードゲームである"VS System"というスーパーマンなどのアメコミヒーローを主題にしたカードゲームを発売しています。これもかなりの人気で実績があります。コナミがこの会社に販売を委託していなければ、海外で遊戯王がここまで人気が出ることはなかったでしょう。

そういえば、近々アッパーデックが自社カードゲームを日本で発売するそうです。いっそのこと、日本の遊戯王の販売もアッパーデック社がやってくれないかなあと思ってしまった今日この頃でした。
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2006年05月06日

Sydney Game Centre非公認大会レポート 5月6日

5月6日土曜日にSydney Game Centreにて非公認大会がありました。参加費用は5ドル。エキストラデュエルはなし。開始時間は10時からで、終了時間は13時。形式はは4回戦のスイスドロー。日本語のカードは使用可能。今回は、魔術師の裁きの一部カードを変えた魔法使い族デッキで参戦しました。使った日本語のカードはならず者傭兵部隊、聖なるバリア−ミラーフォース、異次元の女戦士、炸裂装甲(リアクティブ・アーマー)、抹殺の使徒それぞれ1枚です。

Round1 vs暗黒界 ××−
このデッキの最初の相手は暗黒界デッキです。相手の人は地味に日本語がしゃべれました。こてっこての暗黒界デッキで、魔のデッキ破壊ウィルスで、下級モンスターが根こそぎ除去されて、あっけなく負け。2戦目も暗黒界を手札抹殺から展開されて負け。ちなみに今日の優勝者はこの人。

Round2 vsホルス中心戦士族デッキ○○−
2回目の相手はホルスの黒炎竜が主力モンスターの戦士族デッキでした。どうやら、他の人からデッキを借りているらしく、動かし方がわからない模様。1セット目はホルスの黒炎竜LV8を出されて、まずい状況に陥りかけましたが、こちらのモンスターが多い状況で出してきたので対処できました。こちらのクリッターを破壊してくれたので、デッキから異次元の女戦士を呼び出してホルスを除去。その後、熟練の黒魔術師とカオス・マジシャンで殴り勝ちました。2戦目もホルスに気をつけながら、ブラック・マジシャンで勝利。

Round3 vs除外デッキ ××−
3戦目は除外デッキです。魂を喰らう者バズーや放浪の勇者−フリードがメイン。こちらの場のモンスターが、軒並み攻撃力1400のときに、シャイン・エンジェルを出されて、すべて破壊されてしまいました。その後、黄金のホムンクルスを引っ張り出してこられまして、対処しきれずに負け。2戦目もバズーやフリードを除去できずに負け。

Round4 vs融合デッキ ××−
最後は女性プレイヤーが相手。ルール上では最初にシャッフルして、互いにカットするはずなんですけど、2セットともカットを断られました・・・。いいのかこれで?内容面は、こちらのプレイングミスが目立ちました。特に、八式対魔法多重結界を伏せておきながら、発動せずにみすみす抹殺の使徒で裏守備の異次元の女戦士を除外されたのが痛い。そのとき、相手にはブラック・デーモンズ・ドラゴンがいたのでそれで対処するつもりだったんですね。ペースが出せずにストレート負け・・・。もう終わってるね。

総合的には、惨敗に終わってます。1勝しましたが、残りが全部ストレート負け。1からカードをはじめるのって難しい。特に、私の買ったSDはドロー系のカードが王立魔法図書館以外ない上に、これも使いにくいのでデッキ構築の際に抜いています。ゆえにドロー系のカードが1枚もない状態。早い目に天使の施しを入手したいんですけど、DB2が1パック8ドルなので買いにくい状態。こちらでは施しやミラーフォースがが貴重品なため、苦労しています。日本だと、第2期のストラクチャーデッキのおかげで、腐るほどあるんですけどね。1からカードをはじめるのって相当苦労します。

ちょっとこちらの事情を話すと、公認大会では日本語のカードが全面的に使用不可なため、日本語のカードでは誰もトレードに応じてくれません。たまに物好きな人がトレードを申し出るんですけど、必須系のカードはなかなかあまっていないので、こちらのほしいカードが入らないんです。一部英語化されていないカード(ガジェット、収縮などなど)があり、どのカードが英語化されてないというのを見分けるのがしんどいので、日本語のカードの使用はだめなんだそうです。だから、日本語のカードは普通のトーナメントプレイヤーにとっては不要のもの。パックの単価も高いため、施しなどが貴重品になってるわけです。公平を期すためとはいえ、英語圏でない外国人プレイヤーにはしんどい状況です。
日本発祥のカードのはずなのに、世界的には日本はマイノリティであるというのが見て取れます。マジックみたいに全面的に英語化して、カードプールを平等にしてほしいところ。LEやVジャンプ付録のカードは、どうやら集英社が版権を握ってるらしくてカード化が難しいそうです。限定カードを廃止するか、英語化しないままだと、環境の違う世界戦で日本のプレイヤーは実力が発揮しにくいという状況が長く続くでしょうね。集英社がもうちょっとオープンになってくれればいいんですけど。

その後、他の人とフリーデュエルを楽しみました。今日はオーストラリア代表選手の人が遅くまで残っていたので、その人のデュエルを見ていました。すると、彼は天使の施しを温存しているのに気づきました。われわれの常識だと、引いた段階でさっさと使ってしまうところなんですが。
彼に理由を聞くと、要所要所で使いたいので温存してるそうです。4回ほどデュエルを見ましたが、出だしのときや、相手よりアドが取れているときは温存して、中盤にさしかかったときや、アドが互角か相手より低いと使っています。
そのときまで、どうやって手札を稼いでいるかというと、月の書やツクヨミで聖なる魔術師を使いまわして魔法カードを回収しています。また、強奪と組みあわせて相手の聖なる魔術師や見習い魔術師を奪って魔法を回収したりデッキから執念の魔術師といったモンスターをリクルートして、とにかく相手よりアドを稼いでいます。

彼は、常にカードアドバンテージをいかに稼ぐか考えているそうです。必要最低限のカードでアドバンテージを稼ぐプレイングに熟達しています。さすが代表選手。
ちなみに、どのデュエルも彼は勝っていますが、相手の手札が残り1枚か2枚なのに対し、彼の手札は残り4枚をきることはありませんでした。それだけ、アドバンテージをうまく稼いでいるんです。代表選手になるだけのことはあるなあと思いました。

来週はEOJのプレリリース戦です。出場予定なので、レポートをお楽しみに。
posted by ブラック・マジシャン at 23:59| シドニー | Comment(5) | TrackBack(1) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月30日

偽造カード情報その3

もういい加減、書いてるこっちもうんざりしてきましたが、またまたまた偽造カード情報です。今回は、もう偽造カードであるということをわかった上で特攻してきたので、文句は言えないのですが、日本の善良なプレイヤーがだまされないように詳細を書きます。
DSC00170.JPG
今回の偽造カードがこれ。偽造カードのデッキがおいてあった店でFETのパックを買いました。1パック3ドル。普通の店で7,9ドル、SGCで買うと5ドルなので、破格の値段です。しかし、もはやパターンですが、これも偽者です。

厄介なことに、パックが一番巧妙にできています。ぱっと見た感じ、偽者とはわかりません。しかし、中身は前のストラクチャーデッキに入っていたカードと同じようなカードが入っています。今回あたったのは、ウルトラレアのベヒーモス(こんなレアリティないですけどね)とその他のノーマルカード。店には、SOD〜CRVのパックがおいていました。ブラックタウンの駅の店でもパックを見たことがありますが、あれも偽者でしょう。ちなみに、そこではEENのパックを発見しました。

魔法カードはお間抜けなことに、Magic Cardと書いてあります。(本当はSpell Card)よって、パックをあけると簡単に偽者とわかるんですが、パックの見てくれがぱっと見た感じ見分けがつきにくいので注意が必要です。偽者は普通のパックに比べてKONAMIのロゴが少し上になっています。正規のパックなしで、はじめて見ると気づきにくいのが厄介。これが普通のパックと同じ値段で売られていたら、詐欺も同然ですね。EENまで偽パックを確認したので、サイバー・ドラゴンや貪欲な壺などの有名どころのパチモンもあるはずです。

インターネットでパックをまとめて買おうと思っている人は、例によって注意が必要です。海外の通信販売を利用している人が特に心配です。あみあみなどの有名どころで信頼の置けるところで買ったほうがいいかも。
また、カード単品でのオークションでの注意点としてありえないレアリティのカード(例:サイバー・ドラゴンのウルトラ)は絶対に手を出さないということを心がけてください。また、キラの光り方が異様に明るいものも偽者と判別できます

今までの件について、アッパーデック社とメールのやり取り中です。訴訟問題が絡む重要な話なので、残念ながら詳しい内容は出せません。今のところ、ブログで使った画像をメールで送信しました。これからの展望としては、サンプルの郵送と購入店の住所と電話番号を連絡するつもりです。これで、海賊版が撲滅できればいいんですが。

ちなみに、私の被害総額は8+6+3で合計17ドルです。値段が安いので被害は軽いほうですけど、日本人プレイヤーの人は特に注意してください。
posted by ブラック・マジシャン at 15:15| シドニー ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月29日

I have begun to collect English cards

In order to take part in tournaments of Yu-Gi-Oh!, I have begun to collect English cards. I think it is very tough.

First of all, I bought Structure Deck of Spellcasters. This is one of good Structure Deck because there are so many essential cards such as Breker, Litning Vortex, Tsukuyomi etc... It cost me 25 dollar and I bought sleeves and a deck box, which cost 15$ totally.
I can spend up to 50$ every month for my hobby, however, this is very short. I think I have to buy Structure Deck Soldiers because D.D Warrior Lady and Exiled Force are included.

I did not know it is very difficult to collect cards until I started from no cards. I have to get cards such as Graceful Charity, Miror Force, which are not included in Structure Deck...
posted by ブラック・マジシャン at 15:59| シドニー ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月24日

4月23日公認大会上位デッキ

大会の上位者のデッキです。カード名を日本語に訳すのが面倒(というか一部知らないカードがある)なので、英語だけです。

2nd player: Mr.Reza Azimadeh's "Zombie Control Deck"

Monster Card
Ryu-kokki×2
Magician of Faith×2
Treeborn Frog
Morphin Jar
Sangan
Spirit Reaper×2
Piramid Turtle×3
D.D Assailant
D.D Warrior Lady
Exiled Force
Kycoo the Ghost Destroyer×2
Breaker the Magical Warrior
Vampire Lord×2

Spell Card
Last Will
Smashing Ground×2
Book of the moon
Book of Life×2
Graceful Chality
Scape Goat
Pot of Avarice
Mystical Space Typhoon
Snatch Steal
Heavy Storm

Trap Card
Sakuretu Armor×2
Bottomless Traphole×2
Deck Devastation Virus×2
Mirror Force
Torrential Tribute

Side Deck
Gaiant Rat×2
Engaged Battle Ox×2
Berserch Gorila×2
King Tiger Wanhoo
Cyber Dragon×2
Injection Fairy Lily
Mebius the Frost Monerch
Nobleman of Crossout×2
Riryoku Field×2(文字がはっきり読めませんでした・・・。 I could not read letters clearly.)

Fusion Deck
nil

1st player:Mr.Sam Harrison's "Spell Casters Chaos Deck"

Monster Card×20
Jinzo
Zaborg the Thunder Monarch
Cyber Dragon
Chaos Sorcerer
D.D. Assailant
Exiled Force
Treeborn Frog
Apprentice Magician×2
Old Vindictive Magician
Kycoo the Ghost Destroyer
Tsukuyomi
Breaker the Magical Warrior
Sangan
Spirit Reaper×2
Magician of Faith×2
D.D. Warrior Lady
Magical Merchant

Spell Card×14
Confiscation
Smashing Ground
Pot of Avarice
Scapegoat
Snatch Steal
Enemy Controller
Mystical Space Typhoon
Nobleman of Crossout×2
Book of Moon
Heavy Storm
Swords of Revealing Light
Premature Burial
Graceful Charity

Trap Card×6
Mirror Force
Call of the Haunted
Torriential Tribute
Sakuretu Armor
Waboku
Dust Tornado

Side Deck×15
Exarion Universe
Kinetic Soldier
Mobius the Frost Monarch×2
Cyber Dragon
Night Assailant
Lightning Vortex
Brain Control
Solemn Judgement×3
Dust Tornado
Royal Oppression
Bottomless Trap Hole
Royal Decree

Fusion Deck×10
Blue-Eyes Ultimate Dragon
Cyber End Dragon
Gatliing Dragon
Tousand-Eyes Restrict
Cyber Twin Dragon
Dark Balter the Teribble
Ryusenshi
Reaper on the Nightmare
Dark Blade the Dragon Knight

今回の公認大会の優勝デッキです。詳しい考察は各自でお願いします。

大会のデッキ総評としては、死霊騎士 デスカリバーナイトがいないので、墓地で起動するニュードリュアなどのモンスターがたくさん使われてました。また、魔のデッキ破壊ウィルスが大人気でした。ガジェットがいないのになぜ人気なのかというと、魂を削る死霊や聖なる魔術師を大量に投入しているデッキが多いためでしょう。触媒には暗黒界の武神 ゴルドが頻繁に使われています。帝や黄泉ガエルもほぼ、100%に近い割合で使用されていました。

8月の世界大会までにはEnemy of Justiceか運が良かったらPower of the Duelistまでのカードが使用できると思います。ということは、おそらくトップデッキは次元帝デッキになると個人的に予想しています。ガジェットやデスカリバーナイトやダンディライオンがいないので、これはメタの対象外でしょう。また、マクロコスモスや閃光の追放者が台頭するなら、暗黒界もはずれると思われます。

個人的な観測を述べましたが、私はぜんぜん大会に出たことがないので、大雑把なメタの読み方しかできません。なので、メタの読み合い合戦は日本のトッププレイヤーにお任せしますので、これをメタの参考のひとつにしてください。

I appreciate that all of the members that took part in the tournament gave a nice cooperation. Especially, I thank Mr. Reza and Mr. Sam, who provided me with deck lists, Mr. Marc and Mr. Andrew, who allowed me to use their name and picture on my weblog and the shop owner of SGC, who gave me a SOI pack and cheered me. Thank you very much.
posted by ブラック・マジシャン at 12:50| シドニー ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

公認大会レポート in Sydney Game Centre

4月23日日曜日にUpper Deck社主催の公認大会がありました。参加費用は15ドル。集合時間は午前10時、開始時刻は10時半〜。1試合40分マッチ制です。エキストラデュエルあり。日本語のカードは使用不可のため、今回は出場していません。6回戦のスイスドロー方式。参加人数はおよそ52名です。

店が定刻より少し遅れて開きました。開いたら、すでにジャッジが控えていました。おのおの、デッキリスト持参(書式は自由)し、アッパーデックの登録証を提示します。
驚いたことに、無線LANでアッパーデック公式サイトにアクセスしてトラブルに対応できるようにしていました。対戦管理もすべてコンピューターで行っており、報告もコンピューターを通しているようです。

10時15分くらいから開会式が行われました。開会式では、主にルール変更などの説明がジャッジを通して行われます。今回の伝達事項は、「日本のルールに合わせてメモを取るのは不可能になった」「貪欲な壺を使用する際のカードのデッキの戻し方(底に入れるなら全部底に入れる、バラバラの位置に入れてはならない)」ということでした。

10時半開始です。試合で驚いたことは、電光掲示板に時間がちゃんと表示されていることです。その画像がこちら。
DSC00164.JPG

日本のカード店では、このような電光掲示板を見たことはありません。これで、プレイヤーはフェアに時間を計ることができます。ちなみに、海外では特に考察時間の制限はないそうです。(故意の遅延行為が行われた場合、ジャッジが注意する)サイドチェンジの制限時間が3分間だそうです。このあたりのルールは今度じっくり質問しようと思います。
日本の公認大会を開くようなカード店もこの手の電光掲示板は用意すべきだと思いました。特にゲーマーズやイエローサブマリンなどの大手カード店にはがんばってほしいところ。これがあれば、各人ストップウォッチを持ってくるなんてことはなくなりますよね。

デッキの傾向ですが、大まかに黄泉帝、暗黒界、アンデッドなどが見受けられました。しかしながら、エクゾディア・ネクロスを使ったデッキや、魔法使いデッキなどクリエイティブなデッキも見受けられました。みんな、思い思いのデッキで参加しているのが好印象でした。

昼休みの休憩時間はRound2が終わる12時25分から13時まで。その間はランチタイムで、ジャッジも他の人も食事を楽しんでいました。

その後、暇だったので私はネットカフェでブログの更新とメールチェックを行い、3時くらいに戻りました。

戻ったら、ファイナルラウンドが始まるところでした。せっかくなので、大会の模様を写真にとりたいと店長に頼んだら、快くOKしてくれました。全員の肖像権もあるので、大きな声で全員にブログに載せる事を言ったら、全員OKをくれました。その写真がこちら。
DSC00167.JPG

白人のみならず、アジア系やインド系、黒人もいてとても人種が豊かなのがわかるでしょう。人種なんか気にせず、みんなわきあいあいと遊戯王を楽しんでいました。それが、遊戯王発祥の地である日本からやってきた人間である私の目には誇らしいものに写りました。
さらに、人数は少なかったものの女性プレイヤーも何人かいました。女性のカードゲームプレイヤーは日本ではなかなか見ませんよね。年齢層は10代後半が多いみたいです。ちょうど、原作の遊戯たちと同じくらいの年齢ですね。アメリカなどでは、平均年齢が22歳だそうです。

4時半に全試合が終了しました。ジャッジが結果発表。参加者全員にSOIのパックが2パックずつ配られました。上位者には8パックで、優勝者には1ボックス送られました。
今回の優勝者はSam Harrisonさんで、第2位はReza Azimzadehさんです。第2位の人が前のオーストラリア代表選手で、オーストラリア内でも1、2を争う実力者の人です。別の記事で、二人のデッキレシピを紹介しようと思います。

私が、この大会で一番注目したのはUpper Deck社直々の公認ジャッジです。今回は、実名と写真を載せても良いと許可を下さったので紹介したいと思います。今日のジャッジの方はこちら。
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写真の左手の方がAndrew Lieさんで、右手の方がMarc Losperさんです。Andrewさんは日本語が少ししゃべれます。というわけで、日本語で少ししゃべりました。Marcさんは地元の人にも慕われている方で、良いHead Judgeだといわれています。二人とも、良いジャッジをする人と評判でした。

ジャッジの仕事は、対戦結果のコンピューター管理と、ラウンドのアナウンス、そしてルールでもめたときに裁定を出すようです。コンピューター管理はお手伝いをしてくれるボランティアの方もいて一緒にやっていました。ルールでもめたときの判断も的確で、さすが会社が派遣するジャッジだと思いました。コナミも少しは見習いなさいと。

Andrewさんと、日本の現状について少し話しました。日本には公式ジャッジがいなくて、困っているということ。それに、昨年の世界大会では日本はルールの違いから敗北を喫しており、もっと世界規模でルール統一を行うべきだということ。そのことを話すと、「最近では、Upper Deck側でも日本のルールに合わせるように努力をしています」と前向きな返答をくれました。今年の秋葉原での世界大会は、それが実行されることを切に願います。

この現状を見て、日本はカード面では先端を走ってますが、競技面では遅れまくりの穴だらけだということに気づきます。日本人は遊戯王を子供の遊びとしか思っていない節があるのではないでしょうか。確かにそういうのも一理ありますが、それが日本が世界戦で勝てないひとつの理由になっているのかもしれません。しかし、世界的には展開から3年しかたっていないにもかかわらず、すでにひとつの「競技」になっているのがわかります。ですから、コナミにはきっちりした大会サポートをしてもらいたいです。
特に、声を大にしてあげたいのが公認ジャッジの派遣です。ルールを熟知したしっかりしたジャッジを公認大会では必ず派遣して、大会の運営に当たってほしいと思います。このあたりの要望はエキストラデュエルを導入させた良い実績のある遊戯王フロンティアや、同じく強豪ぞろいの関東勢中心の遊戯王ニュースなどで、どんどん広めていってほしいです。(キロスさんやテレポさん、がんばってくださいね)

今回のレポートは、日本人の人に世界を知ってもらおうと思って書いています。みんな、今の時期はいかにして選考会に勝ち残るかということを考えているでしょうが、世界がどういうところなのか、ピンと来ていないと思います。もっと世界に目を向けてほしい。インターネットなんてすばらしいものがあるのですから、外国の記事を積極的に読む、海外のフォーラムで発言する、ブログを英語で書いてみるなどすれば、世界に目を向けられると思います。
また、版権の都合か何かでしょうが日本のヴァリュアブルブックやリミテッドエディションなどの集英社の雑誌の付録カードは英語では出していないそうです。つまり、日本のガジェット中心の環境に慣れすぎていると、世界戦でひどい目にあうのは目に見えています。このあたりもアンフェアだと思いますので、コナミとUpper Deck社がうまいこと提携して限定カードでも広く世界で普及するように心がけてほしいと思います。

そして、もうひとつ日本のプレイヤーにお願いしたいのは、もっと遊戯王に誇りを持ってほしいです。私が今まで見てきた人の中では、遊戯王をやっていることをひたかくしにしている人がいっぱいいました。特に実力者になればなるほど、どうも自虐的に卑下している。周りに遊戯王やってるとばれると馬鹿にされるからとかそういった理由でした。しかし、この世界での現状を見てください。これでも、遊戯王は恥だと思いますか?これだけ多くの人が真剣にゲームを楽しんでくれているのですから、もっと誇りを持って、そして何度も言っていますがコミュニカティブになってください。ルース=ベネディクトの「菊と刀」によると、日本の文化は「恥の文化」だそうですが、こちらが恥と思っていることでも結構自信を持てることがいっぱいです。
もし、機会があれば外国に行って遊戯王を体験してみてください。外国へ行くというのは難しいでしょうが、新たな発見がいっぱいです。英語がしゃべれないからといって、心を閉ざす必要はありません。カードがあれば、どんな人とだって友達になれます。その輪をどんどん広げてください。

私は、このゲーム店に来て3日程度ですが、これだけ多くのことがはっきりわかりました。そして、今まで以上に英語でコミュニケーションしたい、いろいろな人と向き合いたいという意欲がわいてきました。学校での勉強の意欲も俄然出てきましたね。英語教師を目指すうえでも同様に、自分の進むべき道がはっきり見えました。ぜんぜん大会にも出られず、実績も今までありませんでしたが、遊戯王プレイヤーをやっていて本当に良かったと思えた良い一日でした。オーストラリアに留学できて本当に良かったです。
posted by ブラック・マジシャン at 12:38| シドニー ☀| Comment(5) | TrackBack(2) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月23日

偽造カード情報その2

またまた偽造カード情報です。今回はかなり頭にきているので、相当弾圧するつもりです。

オーストラリアに来て少ししてから友達とパラマッタのストリートに行ったとき、そこで遊戯王のストラクチャーデッキを購入しました。前みたいなものじゃなくてちゃんとしたものに見えたので購入。それがこちら。
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箱のデザインもきっちりしているように見えますし、UpperDeck社のロゴも別の面にあります。日本で第3期の時にリリースされたストラクチャーデッキのようにキャラクターの絵がアイロン印刷されています。箱は結構まともに見えた上に、やっぱり値段が安かったので買っちゃいました。他にも、これは黒の魔法神官ですが、海馬の絵でブルーアイズ・アルティメット・ドラゴンというのもありました。さらに、昔のキャラクターSDのようなものもおいていました。

ぱっと見た感じ、パチモンには見えなかったしちゃんとルールブックもついてきたので、映画公開記念か何かの特殊なストラクチャーデッキと思って完全に信用しきっていました。
しかし、バーウッドのデュエルスペースでトーナメントの最中に、表遊戯デッキに使っていた光の護封剣が偽者であると教えてくれた人がいたんです。親切にもドラゴンの力の光の護封剣とパチモンのカードをトレードしてくれました。そして、私に見分け方を教えてくれました。詳細を述べていきます。
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上の写真は正規の英語版ワタポンとの比較です。日本では英語も日本語もめちゃくちゃレアカードですが、こっちではノーマルカードで掃いて捨てるくらいあるそうです。こっちで当てた英語版アンティーク・ギア・ゴーレムのウルトラレアとトレードしてゲットしちゃいました。今ではアテムデッキの大事な仲間です。
自慢話はこれくらいにして(ヲイ)、右側にあるのはパチモンの「クリソー」君です。名前が間違えている以外は、偽造防止用のホログラムも著作権ロゴもあるので、海外版はミスプリントもあるんだなと思って油断していました。しかし、これは偽者です。
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上の写真はレベルのマークの比較です。よく見てください。偽者の方が微妙に星の柄が大きいのがわかります。印刷も安っぽいですし、色も微妙にですが違います。
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その次、こちらはテキスト欄です。テキスト欄の右上の角を良く見てください。正規品は、真ん中が暗くなっていて、まるでへこんでいるように見えますが、パチモンはそのようになっていなくて平らに見えます。
さらに、パチモンのほうのホログラムがテキスト欄の角にかぶさっています。日本でも第2期シリーズのころのカードはこういうのもたまにあったんですが、今ではこんな風になっているカードはほとんどないですよね。
さらに、今まで気づかなかったんですが、効果を間違えています。なんと、この「クリソー」は「自分の受けるダメージを1にする」んだそうです。クリボーの効果は知っていたので、テキストを読まないでいました。その慢心が冷静な判断を奪ってしまいました。
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その次、裏面の比較です。こうやって遠くから見ると、同じものに見えるんですがやっぱり細部が違います。
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上はコナミのロゴです。上が正規版、下がパチモンです。よーく見てください。パチモンの柄は、細い黒で縁取りされています。正規版には縁取りはされていませんよね。
それに、正規版と比べると色も違うのがわかります。周りの太さも微妙に違っています。

他のカードもよく確かめたのですが、入っていたダーク・ヒーロー・ゾンバイアの攻撃力が書いていなかったり、カオス・ソルジャーの種族がWrriorになっていたりとミスだらけでした。しかも、儀式モンスターを入れているのに、儀式魔法が入っていないというお馬鹿もやっています。

今のはモンスターの違いですが、魔法・罠も似たような違いです。しかし、魔法・罠になるとレベルのアイコンがないので、モンスター以上に気づきにくいです。
私の光の護封剣は"Suords of Revealing Light"というスペルミスで判明しました。(本当はSwords of Revealing Light)おかしいなあと思いながら使っていたのですが、パチモンとわかってショックでした。
これらは、色の濃さが違いますし、スペルミスもいっぱいあります。幸いなことに、テキスト欄の違いが共通でしたので、テキスト欄の角っこに注目すればすぐにわかります。

私が危惧しているのは、オークションをやっている人です。今回はあまり使われない初期カードでしたが、これがよく使われるサイバー・ドラゴンだったり、DDアサイラントだったり貪欲な壺だったりすると高値で取引されますから、高いお金で買ったカードがパチモンだと大きな損害です。出品者側も気づいていなかったら大きな問題になるでしょうし、厄介です。
しかも、この写真は高画質のデジカメの接写でとったし、大きいサイズなので違いが浮き彫りにできましたが、オークションでの写真はここまで高画質とは限りません。つまり、よく見るか手に取って初めて気づく巧妙な出来なんです。品物が届くまで、品物が手に取れないインターネットオークションでこういった製品がはびこると、大変なことになるのは目に見えています。

また、土曜日の大会には小学生くらいの子も出ていたのですが、中にはこの手のカードをカードフォルダに入れていた子もいました。どうやら偽者と気づいていない様子。親にしても、安値でカードが手に入るので知らないでパチモンを買うのは必然。そのまま、公認大会に出てパチモンとばれて失格になったら・・・。自分のデッキが全否定される上に、下手すると罰則ですから、そのショックははかりきれないものでしょう。これでは若年層のプレイヤー離れを起こしかねません。それだけ、パチモンは危険なんです。

どうやったらパチモンを買わないですむかというのも、教えてくれました。早い話が小さな店では絶対にカードを買わない。ちゃんとしたカードショップで買うようにするということです。これから海外に出向いてお土産がてらカードを買おうと思っている人はこのことをよく念頭においてください。
また、オーストラリア人のプレイヤーはトレードの際に必ず裏面を確認しています。ちゃんとした知識を持っていれば偽者をつかまされる心配はありません。

こういった偽者を作るのは、おそらく中国人だそうです。中国人がみな悪いとは思いませんが、このような偽造カードを作ることは断固許されないことです。ジャッジの人に会ったら、このことを説明してなおかつUpper Deckオーストラリア支店にもメールを送ろうと思っています。海賊版は著作権的にも、またプレイヤーから見ても弾圧されてしかるべき存在です。皆さんも十分気をつけてください。
posted by ブラック・マジシャン at 13:30| シドニー | Comment(3) | TrackBack(1) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大会レポートin Sydney Game Center

4月22日土曜日にSydney Game Centerにて非公認大会がありました。参加費用は5ドル。集合時間は午前10時、開始時刻は10時半〜。1試合40分マッチ制です。エキストラデュエルはなし。日本語のカードは使用可能。サイドデッキはあってもなくても良い大会です。4回戦のスイスドロー方式。参加人数は28名。表遊戯デッキで参戦しました。

Round1 vs 黄泉帝 ××-
1回戦は、インド系の人とのデュエル。オーソドックスな黄泉帝でした。最近の環境で大会に出るのは木曜日と今日が2回目でデッキ構成自体は知っているものの、実際に黄泉帝と戦った経験は少ないです。ザボルグ、メビウス、グランマーグを展開されて、アドバンテージを稼がれまくってあっけなくストレート負け。

Round2 vs 通常モンスターデッキ ○○-
2回戦は、オーストラリア人の小学生。カード資産がないのか、ワイルドラプターなどの攻撃力1500以上のモンスターを装備魔法で強化するデッキでした。マッチで見かけた最強カードはスサノオ。お父さんが応援してました。カード資産がない割には、こっちのモンスターでは戦闘で破壊しにくかったですが、ガジェットの効果を利用して確実に壁を増やし、サイレントシリーズでうまく展開してストレート勝ち。これからどんどんカードを集めて強くなってほしいですね。

Round3 vs サイカリバー&ロックデッキ ○×○
3回戦は、アジア系の人。最初手札事故が起きて、上級モンスターが3枚といういやんな事態が起きたんですが、相手が魂を削る死霊などで粘るデッキだったので、うまいこと破壊竜ガンドラの効果を使って伏せカードと戦闘では破壊されないモンスター軍団を片付けました。その後、貪欲な壺の効果でこちらのガジェットやガンドラを戻し、再び相手のカードがたまったところでガンドラを召喚。殴り勝ちました。
そして、相手はデッキチェンジ。こちらが日本語のカードを使用しているので、向こうもデスカリバーナイトやマシュマロンのカードをフォルダからデッキに入れました。サイドデッキをちゃんと組んでおいてほしかったです。やっぱり下級モンスターの攻撃力の低い表遊戯デッキでは、サイバー・ドラゴンは倒しにくい。デスカリバーナイトと並べられて2セット目は落としました。
3セット目は、再び死霊やマシュマロンに苦しめられましたが、これまたガンドラが片付けてくれました。その後、セイント・マジシャンの効果で天使の施しと貪欲な壺を使いまわして手札を増やし、王宮のお触れ+サイレント・ソードマンLV7、サイレント・マジシャンLV8がそろい戦闘で殴り勝ちました。こちらのコンセプトどおりに動いてくれると、このデッキは強いです。

Round4 vs ビートダウン ××-
普通のビートダウンデッキです。メビウス、サイコ・ショッカーが強かった。炸裂装甲などで、こちらの攻撃をブロックされて一方的に負け。

これからの私の課題は、プレイングを鍛えることです。表遊戯デッキやアテムデッキはどちらかというと、手札を消費して強力なモンスターをいかに早く出すかというプレイングでしたが、これからは攻撃力が低めでも確実にアドバンテージを稼ぐプレイングをするということを頭に置かないとだめです。
もうひとつは、私が高校時代の環境は忘れること。どうも高校時代のサンダー・ボルトとかが跳梁跋扈していた環境の先入観が働いて、「1:1交換比率のカードは1:多数比率のカードに比べて弱い」「奈落の落とし穴などのトリガートラップは除去されやすいので弱い」「月の書などの相手を破壊しないカードは弱い」という昔の理論に縛られているような気がします。デッキ構成も1から勉強しなおししないとだめですね。

日本と違う点は、「ニュードリュア」の使用率が高いことです。異次元の女戦士が制限カードになっているので、投入率が高いのでしょう。また、ネフティスもはやっていました。見習い魔術師で導き手を引っ張って来るタイプ。また黄泉ガエルと帝を併用していました。しかしながら、サイドデッキなどで「天罰」を見かけませんでした。誘発効果が中心の環境なのであってもおかしくはないと思うんですけどね。

結果は13位でした。トーナメントデッキでない表遊戯デッキで結構粘れたのがうれしいですね。商品は適当なノーマルカード4枚とレア1枚の詰め合わせ。参加費が安いのでしょうがないですね。ちなみに1位はオーストラリア代表選手の人でした。大会では必ず上位に食い込むそうです。商品は英語版天空の聖域×8、トーナメントパック×1、英語版ハーピィレディSBでした。

その後、フリーデュエルをしたり、持ってきたパソコンで遊戯王GXの上映をやったりしました。みんな釘付けになってアニメを楽しんでいました。GXのアニメはケーブルテレビでやっているらしいですが、まだ日本での第2クールまでしかやっていないらしく、このカードはどんななのかとか質問されました。
また、木曜日よりも人数が増えて、日本語のカードを見せてほしいという人がいっぱいいました。中のカード(特にガジェット)が取られないか少し不安でした。当分の間、表遊戯デッキを使うのは控えようと思います。

学校はしばらくお休みですが、少しカード三昧になりすぎてる気がするので、本業である勉強を忘れないように気をつけようと思います。
posted by ブラック・マジシャン at 13:24| シドニー | Comment(0) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本の遊戯王の問題点その2

実際に外国人の人とデュエルしてわかったことがあります。それは、日本人はあまり「人」を大事にしていないということ。

対戦相手を探していてわかったことは、当たり前の話ですがカードやデッキがいくらあっても人間がいないと意味をなさないということです。いかに強いカードやデッキを持っていても、対戦相手がいなければ、それらを使用することすらできません。それに人がいなければ、トレードもできないのでカードが集まりません。それだけ「人間」は重要でかつ大事にされてしかるべきなんです。

しかしながら、ネットや現実のデュエルスペースの一角で、私が見てきたのはどうもみんな人間を大事にしていない、そればかりか、目先の勝ち負けばっかりを追い求めて、勝てば官軍、負けた相手は侮蔑の対象になっているような気がします。相手を軽蔑するような人では、いくらデッキが強くてもプレイングが上手でも誰も尊敬はしやしないし、人は寄り付きません。

カードゲームは人と人とのふれあい、つまりコミュニケーションです。よくアニメで十代が「勝っても負けても楽しいのがデュエル」というせりふを言っていますが、今ならはっきりそれに同意できます。確かに勝ったほうがうれしいし、負けたときよりも喜びが大きいのは否定しません。しかし、なぜ負けても楽しいかというと、それはデュエルがコミュニケーションだからです。カードを通じていろんな人と触れ合える。自分の力を全部出し切ってお互いと向き合える。そして、その結果「赤の他人」だった人間が「よき友」になる。その関係をカードで維持できるし、いろんなことを話しているうちに、いつしかカードなしでも維持できるようになる。そんな「よき友」がたくさん作れる。それは、1回の勝負に勝った負けたという結果以上に重要なことだと思います。
それに、勝ったとしても自分の自己満足は満たせるかもしれませんが、そのうちそれを賞賛してくれる人がいないとだめになります。人間は人から賞賛を受けたいという社会的欲求を求めるようになりますから。勝負に勝って相手を軽蔑しているようだと、人望がなくなって誰も勝利を賞賛してくれません。結果、勝ってもつまらない状態になります。

オーストラリア代表の人に、日本の悪い現状を少しばかり話しました。そうすると「確かに日本人はみんなが強いデッキを持っている。だから、デッキが弱かったり負けたりすると、馬鹿にされるのも無理のないことなのかもしれないけど、ゲームを楽しんではいないね」といわれました。
私が、「遊戯王の面白いところっていろんな人と交流を持てることだね」と英語で話したら、快く同意してくれました。彼は、国外の選手権に出ていろいろな国に行っていろんな人に会って、それを実感しているそうです。

日本の遊戯王プレイヤーの人には、目先の勝ち負けばっかりではなく、もっと人間を見てほしいです。デッキが弱いからといって、その人やそのデッキはだめなんですか?デュエルに負けたからといって、その人の人間性を否定できますか?できないはずです。
そして、カードを通じてコミュニカティブになってください。カードを通じて、ゲームを楽しんでいろいろな人と交流を持ちましょう。その交流を持った人々は素敵な仲間になって、楽しいときを分かち合えると思います。このゲームにはその力が大いにあると思います。

とにかく、今までうっすら感じていたことが、国外に出ていろいろ調査を行って実際に外国人デュエリストとデュエルして確信に変わったことでした。せっかく、インターナショナルなカードゲームなんですからもっと他人にオープンにそして、ゲームを楽しんでほしいと思います。
posted by ブラック・マジシャン at 07:48| シドニー | Comment(4) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月22日

オーストラリアの遊戯王事情その2

ブログの力を得て、ついにデュエルスペースを見つけました。歩いて30分くらいの場所にあるのが好条件ですね。(坂道が多いので日本よりも疲れますけど)おそらく1年間はここでお世話になると思います。

どうやら、SGCがシドニーで一番大きな店のようなんですけど、日本のカード店と比べて看板が小さくて気づきにくかったです。Burwoodは前にも行ったんですけど、そのときは見つけられなかったです。今回は住所と地図を頼りにしたのですんなり見つけられましたけど。

さて、店の雰囲気ですけど店員さんの雰囲気がとってもいいですね。こっちに来て感じたのは、どの店の店員もみんなフレンドリーなんです。ここも例外ではありませんでした。フリースペースはただで使えるのも良いですね。
さて、気になる人気の程ですがMtGと同じくらいの人気を誇っているそうです。シドニーではデュエルスペースがここしかないので、シドニー中からMtGやほかのゲームのデュエリストが集まるらしいです。そのおかげで、店は結構儲かっている模様。
ここのプレイヤーはとてもフレンドリーです。カードがあれば誰とでも打ち解けられるのがカードゲームのいいところですね。シドニーでは日本語のカードはほとんどないらしく、みんな驚いていました。特に興味を示したのが、ガジェットです。ネットで存在は知ってるそうですが、実際に見たことはないらしく私の表遊戯デッキのガジェットに興味を示していました。また、EOJのカードも出ていない状態なので、どういうカードなのか質問されました。もっとカードを持ってくれば良かった。

木曜日は学校が休みのシーズンなので大会がありました。そう聞いたので、優勝商品として「ライトニング・ギア−轟龍−」を友好のしるしがてら店側に寄付しました。
公認大会では、日本語のカードは使用できないそうですが、非公認ということで参加を許可してくれました。というわけで、持ってきたデッキの中で一番強い表遊戯デッキで参戦。

さて、デッキなんですが思っていた以上に実戦的なデッキです。トップデッキは暗黒界デッキでほかのもよく練りこまれた帝中心のビートダウンデッキ。日本でもよく見かけるサイバー・ドラゴンや貪欲な壺がほぼ100%の割合で使われていました。
さらに、全員プレイングがうまいです。みんなよくアドバンテージの稼ぎ方をわかっているようで、思うように行動が回りませんでした。特に印象に残ったのは、聖なる魔術師の使い方です。ツクヨミや月の書でうまいこと効果を使いまわして、天使の施しや光の護封剣を回収してこっちの動きをコントロールしてきます。デュエルオンラインで何度かデュエルしてきましたが、ここまでうまい人はそういなかったように思います。自分がいかにヘロヘロなプレイングをしていたか思い知らされました。

ただ、とても良かったのはみんな実戦デッキなんですけど楽しそうにデュエルを勝っても負けてもしていることですね。ゲームを楽しんでいるというか、精一杯デュエルをして結果はどうあれその過程を楽しんでいる感じです。それにデュエルを通じて、いろんな人と触れ合う機会を持ちたいという感じなのが良かったですね。

話を聞くに、この間の私の考察は結構当たっていました。やっぱりここはパックやSDが高いし、シングルカードもあまりない上に高いので、トレードと個人同士の金銭売買が主流。さらに、トーナメントに出るとパックがもらえるので、積極的に大会に出るらしいです。
カードが高いので、あまり強いデッキは作れないんではと思っていたんですが、カードが高い代わりにトレードと個人売買の文化が発達しています。トレードのネットワークを通じてカードを集めたり、デッキを作って情報を交換し合うのでかなり高度なデッキになっています。その代わり、日本みたいにデッキを2つ3つ持っている人は少なかったです。1つのデッキを魂こめて作っているのが伺えます。

もうひとつ驚いたことは、今日は来ていなかったんですが公認のジャッジがいるらしいです。日本ではおのおののカード店の店員がジャッジをしていてよくトラブルが起きますが、アッパーデック社から直々にジャッジしに来ていますのでトラブルは少ないみたいです。また、そのジャッジの人がどういうデッキがはやっているとか教えてくれるそうです。

一番良かったことは、オーストラリア代表選手と仲良くなれたことです。世界大会にも何回か出ていて、日本やアメリカに結構出向いているらしく、日本の秋葉原はいいところだとか楽しそうに語ってくれました。デュエルスペースが少ない分、世界に羽ばたく代表選手のような人と交流を持ちやすいのがうれしいですね。

日曜日の大会は日本語のカードは使用不能だそうですが、土曜日の大会は使用できるようなのでまた出てみようと思います。しかも、土曜日が書き分け時らしくめちゃくちゃ盛り上がるそうです。ゆくゆくは英語のカードでデッキを作って、トーナメントで活躍したいですね。
posted by ブラック・マジシャン at 07:47| シドニー | Comment(0) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月19日

日本の遊戯王の問題点

オーストラリア内で遊戯王のリサーチを行っていて日本のカード観に関して気づいた点があります。それはみんなが1枚1枚のカードやデッキを大事にしていないなということ。

カードがかなり高いうえに入手が難しいオーストラリアのプレイヤーにとってカード1枚1枚は大事なものです。限られたデッキ資産の中から、デッキを作るわけですからカード1枚1枚の重みは違うでしょう。中には、デッキを作れない人もいるかも知れません。
私も中学校時代はこんな感じでぜんぜん勝てなかった記憶があるんですが、その中で苦労して手に入れて「ブラック・マジシャン」であるとかが、自分の相棒に見えて仕方がなかったんです。ちょうど、原作の「カードの心」というやつがよくわかった気がします。
それと同じで、ここの子供たちはカードが貴重なわけですから頭をひねってデッキを作るわけです。トーナメントプレイヤーの目からするととっても雑魚なデッキかも知れませんが、彼らにしてみたら自分の魂そのものでしょう。その中から、カードに対するこだわりだとか情熱だとかが生まれるんだと思います。

日本の今の現状を見ると、お金を出せば大体のカードが手に入るし、ネットの普及でどんなデッキ・カードが強いのかが簡単にわかります。それは歓迎されることなんですが、反面勝てるデッキを求めてカードを買ってデッキを作って、そして「いらないカードはいらない。勝てないデッキは要らない」になってしまっているような気がします。つまり、自分のカードやデッキへの愛着がなかなか定着しにくい状況にあるということ。よく、「先進国の人間はものがあふれすぎて、心を見失っている」といわれていますが、それと同じことが遊戯王業界でもいえているんじゃないのかなあと思います。だから、お互いを雑魚雑魚言い合うわけですね。そんな人間に、デュエリストとしての誇りなんかあるでしょうか?

原作で「デュエリストの誇り」「カードの心」とキャラクターが叫んでいましたが、日本人はそんな感じのものをを見失っているんじゃないかなと思います。漫画の見すぎと馬鹿にする人もいるでしょうけど、あながち間違いではないのではないかと私は思います。別にカードでなくたって、勉強や仕事をする上で、自分のやっていることに対して誇りや情熱がないと続けるのはなかなか難しいでしょう。それと同じで、「自分はカードゲームをやっている、それを誇りに感じてるんだ」という気持ちがあればがんばれるんじゃないかなと思います。こういう熱意を仕事や勉強にも発揮できる人になれれば、すばらしいじゃないですか。

昔と比べると競技性が増してきてきているのは歓迎です。だからこそ、「心」を一人ひとりが見失わないようにしていけば、このゲームは息の長い人気を誇るんじゃないでしょうか。

日本から離れてみて、カードが入手困難な状況に直面して気づいたことでした。
posted by ブラック・マジシャン at 12:00| シドニー | Comment(0) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月18日

オーストラリアの遊戯王事情

オーストラリアに来てはや3ヶ月。こっちの文化にもなれて、授業も大体いい感じに渡り合えるようになりましたが、一向にカードゲームプレイヤーを見ません。セントラルやパラマッタで少しばかり調査してきたので今日はその報告をしようと思います。

先に人気のほどを説明すると、展開3年たっても人気はあるようです。・・・が、この人気もいつまで続くか怪しいというのが結論です。いろいろ事情を見てみましょう。

まず、カードの展開ですがアメリカと同じくSOIまで進んでいます。これは、トイザラスや適当なゲーム店に行けば手に入ります。・・・が、これが異常に高いんです。まず、第4期シリーズのカードパックが1パックおよそ8オーストラリアドルです。お値段はおよそ650円から700円くらい。日本では、150円(約2ドル)ですからぼったくりもいいところ。ちなみにストラクチャーデッキは「戦士の力」まで進んでいますが、これも高くて29ドルです。日本円に換算したら、2000円超えてやがります。これでは、なかなか子供が手を出せないでしょう。正規品でも6ドル程度のストラクチャーデッキもありましたが、どうやら海外展開直後のものらしく、今の目で見たら内容がとても貧弱です。

学校の友達で、子供のいる家庭に厄介になってる子がいまして話を聞くと、あまりカードがなくて鑑賞する程度のようです。デュエル用途では使ってない模様で、ルールも理解してるかどうかも怪しいとか。私がカードをその人経由であげたんですが、とても喜んでいた模様。持っているカードもしわしわのよれよれだそうですが、とても大事にしているそうです。つまり、それだけ手に入りにくいというわけですね。

この値段が高いのにつけこんで、安値の海賊版が横行してやがります。どんなものかは前の記事を参照してもらえばわかってもらえると思いますが、中国人系の何でも屋さんに多く分布している模様です。
近所で新手のパチモンを見かけました。コレクターズティンみたいな缶にカードが入っているタイプ。こちらは悪質に値段が高い。およそ20ドルです。内容は一番トップにラビエルとかガンドラが書いてあります。しかも、カモフラージュのためか正規品のパックを一番下にくっつけてセットにしてかわせていました。キラが、ぜんぜん違う上にこれまた英語化されてないカードですので気をつけましょう。そういえば、缶の絵がどこかの同人誌から取ってきたものも見つけました。このレベルになると笑えてきますね。
偽者と見分けるには、UpperDeck社のロゴが入ってるかどうかでも判断できます。おそらく中国などにいくともっと増えるでしょうので気をつけてください。

その次、カードゲームの普及度です。オーストラリアでは、実は卓上ゲームはテレビゲームにかなり押されているようです。パラマッタのTRPGの店の店員に聞いたんですが、どうやらオーストラリアはテレビゲームが主流の模様。そのせいで子供が外で遊ばないので、政府が外で1時間遊びましょうというテレビCMをながしているくらいです。
さらに、オーストラリアの広大な大地もテレビゲーム普及に一役買ってるようです。どういうことかというと、友達と集まりにくいんですね。街中でさえも車での移動が主流なので、子供たちはなかなか友達と会うことができません。田舎に行くと隣10キロまで民家がないところもあるので、かなり子供が集まりにくいわけです。だから、友達とカードやほかのことをして遊ぼうと思っても遊べないので、テレビゲームに流れてしまうと。広大な土地があるのに、外で遊ばない逆転現象が起きているようです。

3つ目、テレビアニメです。オーストラリアは、シンプソンズのアニメやワンピースはやってますが遊戯王のアニメはぜんぜんやってません。どうやらアニメ関連はケーブルテレビに流れている模様。
これも文化が阻害しています。オーストラリア人はかなり早寝早起きです。大人でも夜10時には寝てしまいます。子供なんか夜7時半から8時くらいには寝てしまうそうです。日本ではこの時間帯にアニメをやっていますが、オーストラリアでは子供の寝る時間なので誰も見ないわけです。やっていてもシンプソンズくらいでした。日本がどれだけ、子供の娯楽にあふれているかわかると思います。

4つ目、カードの売ってるところです。実は、テレビゲーム店にはカードは置いてません。どういう店においてるかというと、トイザラスなどの大き目のおもちゃ屋さんかアメコミとか卓上ゲーム専門店です。後、アジア系の怪しい店ですが、ここらには結構海賊版があるので控えたほうがいいでしょう。値段の高さと売ってる場所がないので、入手困難の模様です。

5つ目、これは最大の要因ですが大会がまったく開かれていない上に、デュエルスペースがほとんどない点です。セントラルで、店員さんと遊戯王の話で盛り上がったんですが人気はあるものの、シドニー内ではトーナメントはない様子。さらに、肝心のデュエルスペースがないので、みんな仲間内で家でカードを楽しんでいるようです。
じゃあ、デュエルスペースを置けばいいじゃないかと思われるかもしれませんが、ほかのボードゲームであるとかがいっぱいで、カードのためだけにデュエルスペースは開ける様子ではありませんでした。
しかも、シングルカードすらおいてない状況なので、カード入手経路は仲間同士のトレードかパック購入のみ。良くも悪くも「トレーディング」カードゲームという状況なわけです。ちなみに、デュエルスペースがある店をネットで見つけましたが、シドニーから100キロ以上離れたサウスオーストラリア地方にありました。そんなところには足を運べません・・・。

総評としては、当たり前の話ですが日本がどれだけ遊戯王に関して先進国かというわけですね。お金を出すと大体のカードは手に入るし、デッキ理論は確立されているし、相手もいるしと。まだ、子供の意見は聞いていないので、次からは近所の子供とかにも話を聞いてみようと思います。
posted by ブラック・マジシャン at 12:05| シドニー | Comment(1) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月30日

偽カード情報

これは少し遊戯王プレイヤーにとって大事な話なので、英語じゃなくて日本語で書きます。(メモ帳で打ったものをコピペして向こうのパソコンから書いています。)

オーストラリアに来て1週間くらいたちますが、パラマッタの町とかめぐったり田舎のほうにホストファミリーの人に連れて行ってもらって楽しいです。パラマッタのトイザラスやちっちゃな店にデュエルディスクやストラクチャーデッキやSOIのカードとかが置いていて、日本で生まれたものが海外でも展開しているんだなというのがわかって誇らしいです。

しかし、少しあきれた話があるんです。それは、私が滞在しているブラックタウン駅で見つけたんですが遊戯王の海賊版、つまりパチモンが売られていたのです。World Championship2006と銘打たれた箱にカード72枚入りで入っているのですが、それが英語版のカードそっくりに偽装してあるんです。手に取れば、印刷の荒さとかで一発でわかるんですが、オーストラリア人は細かいことに気にしない気質なので平然と使ってそうなのが怖いですね。特に、海外版のカードは日本で大人気なのでオークションとかでだまされないように、詳細を書きます。

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上の写真を見てもらえばわかるんですが、上みたいなパッケージになってます。オーストラリアドルで8ドルくらい。日本円にすると大体、660円から800円くらい。安さに引かれて買っちゃいました。ほかにも海馬や十代、ペガサスが描かれている箱がありました。中身が見れるようになっていて、一番上にキラカードがおいてあります。キラのカードは本物を加工したもののようです。

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その次、これはアメリカ版のクレイマンとの比較です。名前が間違えているのが、わかります。印刷も安っぽいんですけど、現地で売っていたカードと同等の荒さだったので気づきにくいと思われます。ただ、偽造防止のホログラムやKazuki Takahashiの著作権マークがないので、すぐわかると思います。

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その次、裏面です。KONAMIの紋章がKQNAMLになっています。私はこれを見て完全に偽者だと気づきました。こんなバレバレの偽造をするなんてあほかと馬鹿かと。

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そして最後、まだ英語化されてないカードまであります。しかも、Demonという言葉は向こうではタブーなのに使っている点も注目すべき点です。
ちなみに同根カードはサイレントソードマンLV7とかエクゾディアとかサイバーエンドドラゴンの英語版カードです。これが本物だったら、買い占めているところなんですが偽者なのであしからず。

以上のような事例がオーストラリアであったので報告しておきました。海外版カードを集めている人は気をつけてください。
posted by ブラック・マジシャン at 19:51| シドニー ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月27日

カードゲームにこだわる私の理由

あんまりカードゲームの記事を書いていないので、思いついたうちに書いてしまいましょうかね。

私は遊戯王OCGを始めたきっかけはやっぱり原作の漫画とアニメにあるんです。その当時カードゲームの知識なんてまったくなかった物ですから、原作の攻防がとても知略を巡らせた物に見えまして自分もこんな風にカードを使ってみたいなあと思っていたんです。特に、遊戯が気に入りまして、遊戯が使ってるカードを優先的に揃えていました。ブラック・マジシャンやらバスター・ブレイダーとか。そんでもって、近所の公園とかで仲間うちでルール無茶苦茶ですがカードを楽しんでいたわけです。

そして高校生になって劇的にデッキのレベルが上がりました。なぜかと言うと、インターネットが登場したんですね。高校の友達もちょうどカードをやっていましてインターネットのチャットでよくデュエルしていました。その頃から、必須カードの概念が生まれてきまして私が強いと思っていた「ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン」とかブラック・マジシャンとかはことごとくザコ呼ばわりです。近所の身内内では持ってるだけで、かなりの強力カードだったんですけどね。その頃の環境は俗に言うスタンダードやヤタロックや1キルが主でした。それで、対抗意識が燃え上がっちゃって自分の使っている遊戯のデッキをもしOCGで使用するならばどんな風になるのかというコンセプトの元でデッキを作るようになって行きます。
そして、一時は頑張って大会に出て見たんですけど結果は惨敗。しょうがないですね。その後も頑張って大会に出ようとしたんですけど、クラブとか受験とかでうまく行かずにくすぶっていました。カードゲームで頂点に立って見たいと言う願望が強かったわけです。
そして、同じ時期に巻き起こった一つの疑問がありました。なんでこんなすばらしい物なのに、やっている事をひた隠しにしようとする人が多いのかなと。私はデュエリストのプライドというものを結構信じているほうでしたので、なぜか自分のやっている物を卑下する意見が気に入らなかったのですね。
そしてそれを覆そうとある計画が持ち上がります。個人的な持論として、カードゲームはコミュニケーションに役立つのではないかと思って大学に入ったらカードゲームしまくって大学論文を書くために、神戸にある国立大学を狙ってたりしたもんです。国立大学生の書く大学論文ならみんな認めてくれるだろうというネームバリューにそった目標で大学受験を頑張りました

紆余曲折の後、志望校には落ちましたが現在の大学へ。そして、大学進学でさあカードゲームやるぞと思っていたら、バイトやクラブなどでできずじまい。しかし、クラブとか学業がとても面白かったのが救いでしたね。クラブは結局色々あってやめてしまいましたが、学業方面ではTOEICで805点取ったり(このスコアが学年トップなので、ある頂点を極めている)英語学概論が異常なまでに面白かったり、留学が決まったりと信じられないくらい成功しているので、カードでトップになろうとかそういう願望はなくなっていきました。結局、私は自分の力が認められる世界を欲しがっていて、それが手に入ったので満足したと言うわけでしょうか。

今の環境はカードもルールもかなり整ってきて良い環境になってきました。特に大会を狙う人にとってはすばらしい環境だと思います。競技と言う面においてはガジェットや黄泉帝やらメタゲームの読み合いやデッキ構築プレイングが高ければ高いほど強くなれる。脱キャラクター化が進んだ結果ですね。原作から入った私には原作のカードが活躍できないのが少し残念ですけど。

しかし、心が痛むのはなぜか自分より弱いからといって他人をザコ呼ばわりする人が出てきたこと。確かに、トーナメントで勝ち進むのはすごいんだけど、そんなことしていいのだろうか?たとえば私がTOEIC805点で成績が上位だからと言って、同じ学部の同級生の人に「お前俺より点が低いからお馬鹿ちゃんな」と言ったらどう思われるか。まちがいなく痛い人間扱いです。しまいには人望なくすでしょうね。

これがインターネットのブログとかで結構見かけるから厄介です。せっかくトーナメントで強いんだから、人望なくすような事やって大丈夫なのかなと思ってしまったわけです。カードゲームは確かにすばらしいコミュニケーションツールになりえるのに、こんなコミュニケーション下手な人が出てくるのが不思議でならないんですね。もうちょっと紳士になれない物かと思いました。

余談ですが、フューチャービー徳島のいけっち店長も私と似たような考えです。彼はカードゲームをこよなく愛していてその愛からか、ものすごい行動力があるんですね。かなり大人な意見なので私は尊敬しています。
posted by ブラック・マジシャン at 02:16| 兵庫 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | カードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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